Intermission
ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
このお話は、ここで一旦完結して、
時代は7年後、
次作、「黒船と白旗」は、江戸時代末期の怪文書「白旗書簡」を巡る物語です。
黒船来航の直後、幕末と言われる時代が幕を開けた頃の江戸市中が舞台で、ここに登場する「白旗書簡」は、まさにその黒船を率いてきたペリー提督が書いたものということになっています。
え~、でこの「白旗書簡」なんですが、実のところ真贋定かならずというブツらしく、なんか言葉の響きがカッコいいので拝借したものの、正直よくわからないものを、よくわからないまま書いています。
なので、物語に登場する「白旗書簡」は、史実とはあまり、もとい、まったく関係ありません。
さらに、この「白旗書簡」と新選組にどういう関係があるのかと言うとですね、実はですね、特に関係はないッス。
まあ、史実では新選組が組織される以前のお話なので、関係しようもないんですけどね。
つまり、これは史実に沿ったフィクションとかじゃなく、純然たる空想時代劇なのであります。
なんか、すみません。
じゃあなんで、「新選組」なんてタイトルをつけたかと言うと、好きだから無理矢理こじつけたわけです。
一応、後に新選組として活躍する人たちが、この後もうろちょろ登場する予定です。
無駄話ついでに、このお話の主人公、女剣士中沢琴について、ちょっと種明かししたいと思います。
中沢琴という女性は、浪士組が京に上った時に在籍(正式に名簿等に名前は残っていないそうですが)したとされる上野国利根の人で、実際、美人で強かったそうです。
もっとピックアップされても良さそうなもんですが、この物語に登場する彼女は、実在した複数の女性を掛け合わせて作った架空の人物です。
まず、上記の利根法神流中沢貞祇の妹である中沢琴。
それから、江戸戸塚村の三味線屋の娘で、土方歳三の許嫁、月廼屋の琴。
伊東甲子太郎の実姉、鈴木琴。
さらに(笑)、島原の輪違屋にいたとされる天神、明里。(彼女は子母沢寛の創作という説あり)
この4人の複合キャラクターなんですが、とにかく江戸時代の女性というのは、余程歴史的に重要な人物でもない限りほとんど記録が残っておらず、
色んな資料をあたってみたものの、この4人全部合わせてもA 4の紙一枚に収まるくらいの記述しか見つけられませんでした。
というわけで、(止む無く)大幅に改変を加えておりまして、ほとんど原型をとどめていないというのが本当のところです。
興味のある方はいろいろ調べてみるのも面白いと思います。




