表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

番外編 森での出会い

ある日の昼下がり、ホシミは森の中の高い木の枝にそっととまった。

ぴとぴと、もぞもぞ——

羽を休め、風に揺れる葉のざわめきを聞く。


木の幹から、やわらかい風の匂いと土の香りが混ざる。

遠くで小鳥の声がチチチと響き、葉の影に小さな影が動いた。


「……あれ?」


ホシミが目をこらすと、白くてまんまるな小さな鳥が、枝の先にちょこんと止まっていた。

ぽてっとしたふわふわの羽、ちいさな目——

ぽてえなだ。


「こんにちは」

ホシミは小さく声を出してみた。


ぽてえなは、ちらっと横目でホシミを見て、ぷいっとそっけなく首をそらす。

「……別に、あんたなんかに構ってあげるつもりはないんだから」


ホシミはちょっとびっくりして、でも心がぽっと温かくなる。

ぴとぴと、もぞもぞ——

小さな羽がそよ風に揺れる。


ホシミが少し近づくと、ぽてえなはくるっと首を傾けて小さな声でチチッと鳴く。

「……まあ、少しぐらい一緒にいてもいいけど」

耳をすませば、ほんのり優しい響きが混ざっていた。


空気は涼しく、葉の香りが優しく漂う。

木漏れ日が二人の影を枝に落とし、森の匂いと風の音が、まるで二人を祝福しているかのようだった。


ホシミは、初めて自分以外の小さな生き物と静かに触れ合う幸せを感じた。

ぴとぴと、もぞもぞ——

森は広くて、まだまだ知らない世界がいっぱいある。


そしてホシミは思った。


「また、会えるといいな」


ぽてえなは小さく目を細めて、羽をくるりと整えながら、心の中で思う。

「……別に、楽しみにしてるわけじゃないんだからね」

ぽてっとシマエナガのぽてえなとの偶然の出会いのお話です

これで、この作品は完結します

ありがとうございました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ