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最終話:退魔師

 どうも。

 本編最終回です!!


 「ヨーラン先生」

 

 カシス山の入口

 そこにはヨーランと、もう一人の教師の姿が。

 

 「本当に大丈夫なんですか?この山の山頂には確か・・・」

 

 「大丈夫です」

 

 ヨーランはきっぱり言った。

 

 「これくらいやってもらわないと、もう退魔師どころではありませんし」

 

 そう言って、ヨーランは山の山頂の方を見上げる。 

 

 

 カシス山の山頂

 そこに住まうのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「黒炎竜ヴァンダル・・・だとッ!!」

 

 スイナ、クシィ、サノン、イーマーラ、ウェルクの五人は、山頂まであと数歩の所まで来ていた。

 

 しかし・・・

 

 「ギャアォォォォォ!!!」

 

 そこにいたのは、カシス山最後の番人。

 

 漆黒の甲殻、鋭い牙、太い四本の脚、背中から生える黒炎の翼、太く堅い角、真っ黒な瞳。

 

 悪魔の中でもかなりの上位ランクに値する竜系悪魔の一種、黒炎竜ヴァンダルだ。

 

 「ま、マジかよ!!」

 

 既にイーマーラの足元には、汗の水溜まりが。

 

 「そんな・・・」

 

 その黒い瞳が、五人を捕らえる。

 

 「・・・勝算は、少ないなぁ」

 

 そう言いながら、弓を構えるクシィ。

 

 「・・・竜か」

 

 サノンもまた、槍を構える。

 

 「え、ちょっ、アレと戦うのか!?」

 

 人間の約五倍はあろう巨体。

 

 「・・・おいスイナ」

 

 「えっ?」

 

 スイナもまた、西洋剣を構えようとしていたが、その時ウェルクが話し掛けた。

 

 「俺ら四人が奴を足止めすっから、お前はさっさと山頂行って、火ぃ燈してこい」

 

 「は!?」

 

 スイナはウェルクの顔を伺う。

 

 「多分、五人で行ってもコイツ相手に勝算は少ない。なら、確実に試験をクリアするために、無理にコイツを倒さず、さっさと火ぃ燈して試験を終わらせた方がいい」

 

 そう言いながら、ウェルクは鞘から太刀を抜く。

 

 「だ、だからって、何で私なの!?」

 

 「何でだと?」

 

 かなりの重役にあたふた状態のスイナ。

 そんなスイナを、ウェルクは鼻であしらう。

 

 「お前が“カタラ家”の人間たからだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 退魔師の原点

 

 それは、突如この世に現れた悪魔に、刀一つで斬りに掛かった、勇気ある青年の行いによるもの。

 

 彼の名前は

 

 メディリア・カタラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「四天流“雷”『牙雷鬼斬』!!」

 

 ウェルクの持つ太刀は、雷の如く黒炎竜の前脚に斬り込む。

 

 「ギャアォォォ!!」

 

 次の瞬間、黒炎竜はその口から黒炎のブレスを吐き出す。

 

 ブオォォォォ!!

 

 「チッ!!」

 

 ブレスを避けるため、ウェルクは一旦後退。

 その隙に、サノンとイーマーラが反対側から斬りに掛かる。

 

 「・・・フッ!!」

 

 「ハアァァァァ!!」

 

 二つの刃は、黒炎竜の脚に小さな傷を作った。

 そして・・・

 

 「後ろ、ガラ空きやで!!」

 

 黒炎竜の後ろにある木の枝の上から、クシィは弓を構え、放つ。

 

 ヒュンッ!!

 

 「ギャアォォォ!!」

 

 見事、背中に命中。

 

 「後は任せたで、スイナ・カタラ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (みんなが作ってくれた隙・・・絶対にロウソクに火を・・・)

 

 スイナは全力疾走。

 

 (・・・ッ!!)

 

 その時、黒炎竜と目が合った。

 

 そこには、畏怖の気持ちが。

 しかし・・・

 

 「・・・私は、退魔師になるんだ。だから、だから・・・」

 

 スイナは走った。

 そして、ロウソクの元へ。

 

 「ここで怖がって、足を止めちゃいけないんだ」

 

 

 

 そして、この日のカシス山上空に、ひとすじの煙が、天高く昇っていた。


 短期間でしたがありがとうございます!!

 中途半端な感じですが、黒白の退魔師は一旦完結です!

 

 改めまして、本当にありがとうございました!!

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