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もっとおまけ レオナルド王太子殿下とアンドレア国王陛下

アンドレア「わが息子よ、お前の異母弟であるミケーレについて質問がある」

レオナルド「何ですか?」

アンドレア「あの子、さっさと荷造りして、うきうきした様子で城から出ていったけれど、……もしかして城での暮らしが嫌だった?」

レオナルド「城での生活が嫌だったというより、母親とまた一緒に暮らせることがうれしいのでしょう。彼は、母親思いのいい子ですよ」

アンドレア「王位継承権放棄の書類も、あっさりとサインして、にこにこ笑顔で王子という身分も捨てたけれど、……王子であることも嫌だった?」

レオナルド「さぁ、知りませんよ。ただ、ミケーレは愛する女性と婚約するために、継承権を放棄しました。ですから、浮かれた顔をしても仕方がないのではありませんか?」

アンドレア「ま、ま、まさか、……ミケーレは父親である私のことを嫌っている?」

レオナルド「そもそもあなたは父親らしいことを、ひとつもしていないでしょう。いったい何人、子どもがいるのです? いい加減、新しい恋人だの妾だのを作るのはやめてください。私はこれ以上、異母妹や異母弟はほしくありません」

アンドレア「うわ~ん。ちゃんとみんな愛しているのにぃ」


アンドレア「わが息子よ、お前の異母弟であるミケーレについて相談がある」

レオナルド「何ですか? 私はいそがしいので、手短にお願いします」

アンドレア「ここに、強い魔力のこもったサンゴの宝玉がある。これを明日、ミケーレにプレゼントする。さすれば、ミケーレからの好感度が爆上がりするであろう。私は、父親の威厳を取り戻すにちがいない」

レオナルド「下ごころの詰まった、不純な贈りものですね。心底、ほしくありません。ところで、なぜ明日なのですか?」

アンドレア「明日は、ミケーレの誕生日だ。私は妻、愛人、恋人、すべての女性たちの誕生日を記憶している。たとえ子どもが百人いても、彼らの誕生日を覚えることができる。私の記憶力は、この国で一番だ」

レオナルド「そうですか。ミケーレは魔法学校の生徒なので、サンゴというパワーアップアイテムは喜ぶかもしれません。父上に感謝するかもしれません」

アンドレア「そうだろう、そうだろう」

レオナルド「しかし先月、お忍びでミケーレに会いに行きましたが、彼はとても幸せそうでした。婚約者との関係も良好で、婚約者のご両親からもかわいがられているそうです。『初めて、お父さんと呼べる人ができました』と喜んでいましたよ」

アンドレア「うわ~ん。すぐさまサンゴを贈って、パパとしてアピールしないと、ミケーレから忘れ去られてしまう」

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