河童
幼い頃、なぜか河童のキャラクターが好きだった。なんとなく緑が好きだったから、一番好きな食べ物であるきゅうりを持っていたから、理由はいくつか思いつく。が、今となってはどれが正解か分からない。
先日引っ越しのため荷物を整理していたら、勉強机から河童のキーホルダーが大量に出てきた。狂気的だ。だって河童は妖怪である。インターネットで検索すると、それなりに恐ろしい身なりの画像がヒットした。なんで好きだったんだろうか。
でも、本来「好き」って、そういう感情だった気もする。理由がないと落ち着かなくなったとはいつからだろう。私にとって本当に好きだったものは、ある意味河童だけなのかもしれない。