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恨みを果たすまで  作者: 春夏
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首斬り



ある日をきっかけに都、村、様々な場所である生物に懸賞金がかけられた。何故懸賞金がかけられたか?何故指名手配されてるのか?その理由を知るものは誰もいない。人数も性別も年齢も何も分からない。ただ一つわかっている事...その生物とは...鬼である。 と言うことだけである


『あ〜あ、どうしてあんな生き物がこの世にいるんだろうねさっさととっ捕まって殺されればいいのにな!』


『殺せば金が貰えるだぜ!もし女だったら遊んでから殺るのが一番だろ!アハハハ!』


『それもそうだな!ハハハ』


酒屋で酒を呑み気軽に笑いながら話していた。その他の客も似たような話で懸賞金目当ての人間達が集まり騒ぎあっていた。

理由を考えず行動の意味合いを考えずただ欲が欲するままに夜まで話し合い行動に移したのである。


『噂通りだと深い森の洞窟にいる話だが』


『なんだ?怯えてるのか〜』


『バカ言うなこっちは10人以上いるんだぜ相手が強かろうと人数で勝ててれば怖がる理由なんてねぇよ!なぁ、みんな!!』


『おぉー!!』


『だな!』


月明かりが殆どささない。暗くランプの光以外なにも見えず動物の鳴き声一つしない森に入っていった。

それから日がたち森に入っていった者達が帰ってこない事を知った人達は


『またか .....』


村のある男が椅子に腰掛け悟ったかのように言った.......

男達がいなくなり数日後森からつづく川からある物が複数流れてきた

『うっ!!...村長...これは...』


『鬼神様のご怒りをかったんじゃ...馬鹿男たちじゃ...』


『....やはり...ない..ですね...』


『そうじゃな...』


男と村長が流れてきた物から目を背け...頭をかかへ悩んでいた...。何故なら流れてきたものとは...先日森に入った男達の死体だったからだ。体には一切傷がなく暴れた痕跡もない...ただその死体には、ある部分がないのである


『どうして......いつも

......首だけがないのでしょうか...?』


『分からぬ......』



理由もなく...理もなく...情がなく...言葉もない人間を鬼は見続けて来た。理不尽をかざす人間を...欲の塊の人間を...いつも来るそのような者ばかりだ。

そしてこの村の周辺では、もう一つある噂...鬼の呼び名が広まっていた。それは...


『 無傷の首斬りオーガ 』


皆が口を揃えてそう呼ぶ。



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