表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

実際に『ざまぁ』があった話

作者: 山田 勝
掲載日:2026/05/06

 結婚式に出席した。

 もう、こんな歳かと思いつつ。こんなものだろうと結婚式の雰囲気を楽しんだ。


「え~、私はゴルフが好きでして、ゴルフとはキャディーが重要なのです・・・」


 友人、主賓の話が終わり。


「では、乾杯をします。皆様、グラスを手に取って下さい!」


 乾杯の時にそれは起きた。



【メリーク〇トリスーーーー】


 猥褻な事を叫ぶ奴がいた。


「ヒィ、馬鹿、平田、いい加減にしろ」


 周りは注意する。こんなおっさんみたいなジョークを、俺の後輩の歳の奴が叫んでいた。


「え、もう一回?メリー!・・・・」

「口を塞げ!」


 酔っているのか?分からない。


 後日、上司に叱られた。


「平田君、公の場でそんなことを言うな!」

「はーい」


 あっけらかんとしていた。


 こいつの噂は良く聞く。人当たりは良い。高学歴であるが・・・


「平田って・・・一言で言えば、『ウザい』かな。人事でどっかやれない?」


「さあ」



 だが、平田も結婚する事になった。

 人事に相談に来る。


 そこでやっとウザさが分かった。


「山田さん。見て下さい。これ、嫁です・・・」

「へえ・・」


 写メを見せるのが良いが・・・眼鏡をかけていないアラレちゃんか?


 更に。


「彼女が作ったハンバーグです」

「美味しそうだね」


 写メで彼女さんが作った料理を見せる。


「これから仕事が終わって一時間後に〇〇〇しますよ」

「へえ・・あのね。女性もいるから・・・」



 何でかな。人当たりが良いがイライラする。


 奴の話だと、マッチングのイベントで見つけた。

 何とか引き留めて結婚まで行くようになった・・・金物屋さんの娘さんか。



 だいたいこんな感じで、俺に相談に来た。

 扶養、税控除、結婚お祝金、などなど・・・・


 そして、何故か結婚式の招待状をもらった。


「来て下さい・・」

「ええ・・・俺?何故?」

「お祝金一万でいいから・・」


 何かあると思って行ったが・・・・




 ガヤガヤガヤガヤ~~


「平田~、嫁ブスじゃん!」

「へえ、結婚するの?これと?」

「キャア、写メ撮るわ」


「勝手に取るなよ~」



 何でも大学のサークルとか高校の友達が大勢来たが・・・

 会社からは数人だった。



 類は類を呼ぶということか?

 フォーマルな場でふざけている。バイトテロとか寿司ペロしそうな奴らだな・・・


「・・・友が送る言葉です・・」


「「「せーのー」」」

「〇〇〇〇~、〇〇〇~!」


 卑猥な事を叫んでいる。このノリは分からない。



 後日、何故、会社の同僚達は平田の結婚式に行かなかったか噂を聞いた。


「平田さんね。会社の先輩の結婚式でご祝儀、数千円だったそうよ・・・それに、あの事件を起したからね・・」


「へえ」


 また。


「どうだった?あいつ自分の結婚式で叫んだ?」

 と良く聞かれた。


「想像通りだね・・・」

と答えるしかない。



 極めつけに平田に・・・


「何故、止めてくれなかったのですか?」


 と怒りを向けられた。


「ごめん。ノリだと思ったから、君も叫んでいたよね。喜んでいると思った」


 平田は嫁のご両親と仲が悪いらしい。


「俺も気をつけよう」


 と思う日々だ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ