実際に『ざまぁ』があった話
結婚式に出席した。
もう、こんな歳かと思いつつ。こんなものだろうと結婚式の雰囲気を楽しんだ。
「え~、私はゴルフが好きでして、ゴルフとはキャディーが重要なのです・・・」
友人、主賓の話が終わり。
「では、乾杯をします。皆様、グラスを手に取って下さい!」
乾杯の時にそれは起きた。
【メリーク〇トリスーーーー】
猥褻な事を叫ぶ奴がいた。
「ヒィ、馬鹿、平田、いい加減にしろ」
周りは注意する。こんなおっさんみたいなジョークを、俺の後輩の歳の奴が叫んでいた。
「え、もう一回?メリー!・・・・」
「口を塞げ!」
酔っているのか?分からない。
後日、上司に叱られた。
「平田君、公の場でそんなことを言うな!」
「はーい」
あっけらかんとしていた。
こいつの噂は良く聞く。人当たりは良い。高学歴であるが・・・
「平田って・・・一言で言えば、『ウザい』かな。人事でどっかやれない?」
「さあ」
だが、平田も結婚する事になった。
人事に相談に来る。
そこでやっとウザさが分かった。
「山田さん。見て下さい。これ、嫁です・・・」
「へえ・・」
写メを見せるのが良いが・・・眼鏡をかけていないアラレちゃんか?
更に。
「彼女が作ったハンバーグです」
「美味しそうだね」
写メで彼女さんが作った料理を見せる。
「これから仕事が終わって一時間後に〇〇〇しますよ」
「へえ・・あのね。女性もいるから・・・」
何でかな。人当たりが良いがイライラする。
奴の話だと、マッチングのイベントで見つけた。
何とか引き留めて結婚まで行くようになった・・・金物屋さんの娘さんか。
だいたいこんな感じで、俺に相談に来た。
扶養、税控除、結婚お祝金、などなど・・・・
そして、何故か結婚式の招待状をもらった。
「来て下さい・・」
「ええ・・・俺?何故?」
「お祝金一万でいいから・・」
何かあると思って行ったが・・・・
ガヤガヤガヤガヤ~~
「平田~、嫁ブスじゃん!」
「へえ、結婚するの?これと?」
「キャア、写メ撮るわ」
「勝手に取るなよ~」
何でも大学のサークルとか高校の友達が大勢来たが・・・
会社からは数人だった。
類は類を呼ぶということか?
フォーマルな場でふざけている。バイトテロとか寿司ペロしそうな奴らだな・・・
「・・・友が送る言葉です・・」
「「「せーのー」」」
「〇〇〇〇~、〇〇〇~!」
卑猥な事を叫んでいる。このノリは分からない。
後日、何故、会社の同僚達は平田の結婚式に行かなかったか噂を聞いた。
「平田さんね。会社の先輩の結婚式でご祝儀、数千円だったそうよ・・・それに、あの事件を起したからね・・」
「へえ」
また。
「どうだった?あいつ自分の結婚式で叫んだ?」
と良く聞かれた。
「想像通りだね・・・」
と答えるしかない。
極めつけに平田に・・・
「何故、止めてくれなかったのですか?」
と怒りを向けられた。
「ごめん。ノリだと思ったから、君も叫んでいたよね。喜んでいると思った」
平田は嫁のご両親と仲が悪いらしい。
「俺も気をつけよう」
と思う日々だ。




