【人物紹介2】専属侍女たち、貴族男性たち
■レオノーラ・フォン・アルンシュタイン
年齢:28歳
性別:女性
立場:皇女専属侍女、アルンシュタイン伯爵令嬢
見た目:
白銀の髪を常にきちんと結い上げており、藍色の瞳を持つ。
整った彫りの深い顔立ちに、冷ややかな美しさを湛えている。
説明:
仕事に人生を捧げているキャリアウーマン。
縁談は豊富にきているが、アナスタシアに仕えることが生きがいだと言って断っている。
■ユリエッタ・フォン・エッセンバッハ
年齢:19歳
性別:女性
立場:皇女専属侍女、エッセンバッハ公爵令嬢
見た目:
金髪碧眼で、快活な笑みをよく浮かべる少女。
プライベートでは、明るい色合いのドレスを好んで着る。
説明:
婚活まっさかりの公爵令嬢で、陽気で素直な性格。
アナスタシアとは遠縁の親戚同士で、侍女となる以前から交流がある。
■マルグリット・フォン・ヴァルデンローデ
年齢:24歳
性別:女性
立場:皇女専属侍女、ヴァルデンローデ男爵令嬢
見た目:
柔らかい栗毛に薔薇色の頬と、落ち着いた琥珀の瞳とを持つ。
華奢で繊細な印象を与える。
説明:
文学や芸術を尊ぶ家柄出身で、詩文などの教養に強い侍女。
恋愛小説が大好きなロマンチストだが、自身の恋愛そっちのけで、アナスタシアを讃える詩をしたためて贈ることに熱中している。
■ジークベルト・フォン・レーヴェンタール
年齢:16歳
性別:男性
立場:レーヴェンタール辺境公爵令息(嫡男)
見た目:
金髪碧眼。背が高く、整った眉と鋭い眼差しと、威圧感ある堂々たる体格とを持つ。
説明:
帝国東部を支配するレーヴェンタール辺境公爵家の嫡男。アナスタシアのはとこに当たる。
レーヴェンタール辺境公爵家は、軍事と領土防衛を重んじる、実戦的な名門軍閥である。
ユリウスの出身であるヴァイセンドルフ辺境公爵家とはライバル関係にあり、ジークベルトも、同い年のユリウスに対して敵愾心を抱いている。
なお、『我がレーヴェンタールの剣を捧げる』とは、レーヴェンタール家の男性が使うプロポーズの言い回しである。
でも、家同士の約束もなしに初対面で求婚とか、どういう立場であれ大分非常識だし、アナスタシアが分かってくれなくても仕方ないよね。
■ヨハン=リュディガー・フォン・ライデンローゼ
年齢:19歳
性別:男性
立場:ライデンローゼ大公令息
見た目:
白銀の髪に淡青の瞳。やや長身で、流麗な所作と気品に満ちている。
説明:
アナスタシアの母方のいとこ。温厚で礼儀正しいが、内心は計算高く野心的。
■エメリッヒ・フォン・オルデンブルク
年齢:17歳
性別:男性
立場:オルデンブルク侯爵令息(嫡男)
見た目:
漆黒の髪にグレーの瞳。中性的な顔立ちで、詩人らしく儚げな美貌をもつ。
説明:
文化・芸術を後援する家系で、学問・音楽・宮廷外交に通じる知識階級の人間。繊細で知的であり、詩的かつ婉曲な言葉づかいを好む。