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目隠し皇女は、許嫁の愛が重すぎることにまだ気づいていない。アナスタシア皇女伝  作者: 佐藤みさき
第一部 第三章

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【人物紹介6】アナスタシアについて

■学習能力

 アナスタシアの()(おく)能力はすさまじく、一度読んだ本の内容は(そら)んぜられ、一度見た動作もほぼ(かん)(ぺき)()()できる。

 ()(おく)するだけでなく、その構造や()(くつ)(ふく)めて理解する能力が非常に高いので、幼い(ころ)から大人に負けないほどの学習能力を発揮してきた。


■気質

 なんでもできる天才でありながら、(ばん)(ぶつ)への興味関心が人一倍強く、『(れい)(しよう)やれやれ系』の(けい)(こう)(いつ)(さい)ない。制限が無ければ、常時なにかしらやることを見つけ、いつも退(たい)(くつ)せず楽しみ、さらなる知見を得る才能を持つ。

 (かの)(じよ)いわく、『知れば知るほど、知らないことや分からないことが見つかり、学べば学ぶほど、(おのれ)の無知を知る』という。

『人知を()えた天才』であり、かつ『純真な少女』である精神性こそ、皇女アナスタシアの気質として()(さわ)しいものである。


■動物の言葉がわかる

 プリンセスには、動物の言葉がわかる。そうディ○ニーは言っている。

 ただ、アナスタシアが正確に言葉を()(あく)できる動物は、(おさな)()()みにも等しい愛馬リュシエールだけである。

 リュシエール以外の動物に関しては、なんとなく(かん)で言いたいことを察せられる。(かん)なので必ずしも正確ではないが、(かの)(じよ)以外の人間よりも精度が高いようだ。


■言語能力

 ある程度学習の機会を得られれば、あらゆる言語を理解し、自在に(あやつ)れる。

 その能力の高さには、(かの)(じよ)の『あまねく知的生物と意思()(つう)をしたい』という強い意志が関わっているかもしれない。


■音楽能力(楽器)

 音楽を愛する(かの)(じよ)は、国内に存在する(たい)(てい)の楽器をプロフェッショナル級に演奏する。(かの)(じよ)にかかれば、カスタネットやトライアングルすら、(きわ)めすぎて別種の何かに化けるほどである。

 特に打楽器を好むが、あらゆる楽器演奏を(きわ)めた結果『そこに(たましい)と情熱さえあれば、楽器という道具すら必要ない』という境地に至り、具体的にはウィー・○ィル・○ック・○ー的な音楽の()()らしさを貴族の友人たちに広めようとしたが、共感者を得るには至っていない。


■音楽能力(作曲)

 音楽関連は『()(かく)(てき)安全な(しゆ)()』として(こう)(きゆう)の周囲から許されているので、時折、(ひま)があって気が向くと作曲に(いそ)しむことがある。

 ただ、出来上がるのは(いつ)(ぱん)ウケ悪めの前衛的な曲(日本平成~令和の電波系)で、(かの)(じよ)にとっての現人類には早すぎる作曲(けい)(こう)がある。プロの作曲家に()かせた場合は、何故(なぜ)かバカウケしやすいようだ。


■音楽能力(歌唱)

 歌唱時の声は『銀の(すず)が転がるような()んだ声』と(うた)われ、楽器演奏と同様、(てい)(こく)最上の歌声と評されている。

 ただ、(ばん)(そう)や合唱と共に歌えば美しく(ひび)くが、ア・カペラやシャウト気味の歌に向かない(合わせられるが『音が(うす)い』印象が強くなる)ところが、アナスタシア的に不満である。


■危険な(しゆ)()

 これまで(こう)(きゆう)から『危険な(しゆ)()』と判断され、大小さまざまに規制されたアナスタシアの(しゆ)()には、以下のようなものがある。


- 人体(れん)(せい)(アナスタシア4(さい)

 兄弟()(まい)()しいという動機で、自身のコピーを作ろうと試みた。材料は、人体の構成元素を満たす物質を食べ物などから精製。

『変わった(ねん)()遊びをしているが、大人しくしてくれて助かる』と世話係の()(じよ)乳母(うば)が油断していたのも(つか)()、ある日、どう見ても女児の死体がズラリと出現し、世話係一同は悲鳴をあげた。

『あと少しで命が宿りそう』というアナスタシアの言葉が、当時の(こう)(きゆう)(ふる)()がらせたという。

 研究過程資料や成果物はすべて(しよう)(きやく)。アナスタシアには(きん)(きゆう)(りん)()教育と、人造人間が起こしうる問題について教育が(ほどこ)されることとなった。

 また、アナスタシアに()(まん)させる代わり、(とし)の近い使用人の子供たちが(きん)(きゆう)招集され、遊び相手として(あた)えられた。

「どうせ危険なら、せめて()(つう)の危険であれ」というのが、当時の文官たちの(なげ)きである。


- 新しい戦略()(ほう)術式の発明(アナスタシア8(さい)

 術式の仕組みと戦略戦術論を学んだ(えい)(きよう)で、新たな兵器となる戦略()(ほう)術式をいくつも作成した。

 いくつかは(しよう)(きやく)処分、残りは禁書庫行きとなり、無断での()(ほう)術式構築は金輪際禁止とされた。


- レース編み(アナスタシア15(さい)

 これは()(かく)(てき)安全と当初思われたが、生産が速く品質も高すぎ、本職のレース職人を路頭に迷わせかねないと判断されたため、作ったそばから燃やす条件でのみ許可とされた。

 そのような条件では作る気になれず、以来アナスタシアはレース編みをしていない。


■歴代の(あだ)()

- 金のうりぼう

 幼少期の(あい)(しよう)。1秒でも目を(はな)すと、イノシシのように(しつ)(そう)して姿を消す様から。うりぼう=子イノシシ。


- 金の卵を産む(ばく)(はつ)(ぶつ)

 8(さい)前後から(かげ)(しよう)されている(あだ)()。産業を一変させる革新的発明を(ひん)(ぱん)にする一方、人間社会を()(ごく)に変えうる発明も(ひん)(ぱん)にすることから。

(かの)(じよ)()(ほう)暴走は、(すなわ)(てい)(こく)(ほろ)びを意味する』という言説に由来する説もある。

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