【人物紹介6】アナスタシアについて
■学習能力
アナスタシアの記憶能力はすさまじく、一度読んだ本の内容は諳んぜられ、一度見た動作もほぼ完璧に真似できる。
記憶するだけでなく、その構造や理屈も含めて理解する能力が非常に高いので、幼い頃から大人に負けないほどの学習能力を発揮してきた。
■気質
なんでもできる天才でありながら、万物への興味関心が人一倍強く、『冷笑やれやれ系』の傾向が一切ない。制限が無ければ、常時なにかしらやることを見つけ、いつも退屈せず楽しみ、さらなる知見を得る才能を持つ。
彼女いわく、『知れば知るほど、知らないことや分からないことが見つかり、学べば学ぶほど、己の無知を知る』という。
『人知を超えた天才』であり、かつ『純真な少女』である精神性こそ、皇女アナスタシアの気質として相応しいものである。
■動物の言葉がわかる
プリンセスには、動物の言葉がわかる。そうディ○ニーは言っている。
ただ、アナスタシアが正確に言葉を把握できる動物は、幼馴染みにも等しい愛馬リュシエールだけである。
リュシエール以外の動物に関しては、なんとなく勘で言いたいことを察せられる。勘なので必ずしも正確ではないが、彼女以外の人間よりも精度が高いようだ。
■言語能力
ある程度学習の機会を得られれば、あらゆる言語を理解し、自在に操れる。
その能力の高さには、彼女の『あまねく知的生物と意思疎通をしたい』という強い意志が関わっているかもしれない。
■音楽能力(楽器)
音楽を愛する彼女は、国内に存在する大抵の楽器をプロフェッショナル級に演奏する。彼女にかかれば、カスタネットやトライアングルすら、極めすぎて別種の何かに化けるほどである。
特に打楽器を好むが、あらゆる楽器演奏を極めた結果『そこに魂と情熱さえあれば、楽器という道具すら必要ない』という境地に至り、具体的にはウィー・○ィル・○ック・○ー的な音楽の素晴らしさを貴族の友人たちに広めようとしたが、共感者を得るには至っていない。
■音楽能力(作曲)
音楽関連は『比較的安全な趣味』として皇宮の周囲から許されているので、時折、暇があって気が向くと作曲に勤しむことがある。
ただ、出来上がるのは一般ウケ悪めの前衛的な曲(日本平成~令和の電波系)で、彼女にとっての現人類には早すぎる作曲傾向がある。プロの作曲家に聴かせた場合は、何故かバカウケしやすいようだ。
■音楽能力(歌唱)
歌唱時の声は『銀の鈴が転がるような澄んだ声』と謳われ、楽器演奏と同様、帝国最上の歌声と評されている。
ただ、伴奏や合唱と共に歌えば美しく響くが、ア・カペラやシャウト気味の歌に向かない(合わせられるが『音が薄い』印象が強くなる)ところが、アナスタシア的に不満である。
■危険な趣味
これまで皇宮から『危険な趣味』と判断され、大小さまざまに規制されたアナスタシアの趣味には、以下のようなものがある。
- 人体錬成(アナスタシア4歳)
兄弟姉妹が欲しいという動機で、自身のコピーを作ろうと試みた。材料は、人体の構成元素を満たす物質を食べ物などから精製。
『変わった粘土遊びをしているが、大人しくしてくれて助かる』と世話係の侍女や乳母が油断していたのも束の間、ある日、どう見ても女児の死体がズラリと出現し、世話係一同は悲鳴をあげた。
『あと少しで命が宿りそう』というアナスタシアの言葉が、当時の皇宮を震え上がらせたという。
研究過程資料や成果物はすべて焼却。アナスタシアには緊急で倫理教育と、人造人間が起こしうる問題について教育が施されることとなった。
また、アナスタシアに我慢させる代わり、歳の近い使用人の子供たちが緊急招集され、遊び相手として与えられた。
「どうせ危険なら、せめて普通の危険であれ」というのが、当時の文官たちの嘆きである。
- 新しい戦略魔法術式の発明(アナスタシア8歳)
術式の仕組みと戦略戦術論を学んだ影響で、新たな兵器となる戦略魔法術式をいくつも作成した。
いくつかは焼却処分、残りは禁書庫行きとなり、無断での魔法術式構築は金輪際禁止とされた。
- レース編み(アナスタシア15歳)
これは比較的安全と当初思われたが、生産が速く品質も高すぎ、本職のレース職人を路頭に迷わせかねないと判断されたため、作ったそばから燃やす条件でのみ許可とされた。
そのような条件では作る気になれず、以来アナスタシアはレース編みをしていない。
■歴代の渾名
- 金のうりぼう
幼少期の愛称。1秒でも目を離すと、イノシシのように疾走して姿を消す様から。うりぼう=子イノシシ。
- 金の卵を産む爆発物
8歳前後から影で称されている渾名。産業を一変させる革新的発明を頻繁にする一方、人間社会を地獄に変えうる発明も頻繁にすることから。
『彼女の魔法暴走は、即ち帝国の滅びを意味する』という言説に由来する説もある。




