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プロローグ

○プロローグ


 私は浜辺でぼんやりしていた。

 中学校指定である紺のセーラー服を浜風になびかせていた。

 左に携えているサイドテールの先端が顔にピシピシ当たる。

 私は浜辺に降りる石畳の上で腕を組みながら砂浜を眺めていた。普通なら海を眺めるはずのところだが、今の私にはそこを見る気分はなかった。なぜなら、浜辺にはミイラが6体うろちょろしていたからだ。

 皆は包帯を巻いており、ぱっと見た感じでは見分けが付かなかった。ミイラということで動きがノロい、と思いきや意外と俊敏というか、普通の人間と同じだ。彼らは足元の包帯を砂色に変えながら遊んでいた。

 私はその様子を眉をひそめながら見ていた。眉をしかめながら見ていた。いや、ぼんやりと見ていた。

 なぜそんなことになっているのだろうか?



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