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僕は自分に甘いから

作者: 朝焼 悠

今日の朝

出掛ける時

上着を着て行こうと思っていたのを忘れてしまって

すぐに戻ればよかったんだけど

なんか面倒になって

そのまま外へ出てしまったんだ


なんかこういう所なんだよな

こうやって自分の甘さから生まれる

小さな綻びが

少しずつ歪みを生んで

失敗やしくじりに

繋がっていくんだよな


なんて考えたりするんだよ

案の定 今日

つまらないミスを犯してしまった僕は


できるだけ自分に厳しくいたいな

言葉だけ取れば立派に聞こえるかもしれないけど

僕は本当に自分に甘いから


それでも度が過ぎると

この歪やズレを嫌って

がんじがらめになってしまうのも

考えものだから

丁度いい具合が難しい


例えば今回みたいに

面倒臭がる自分を許容した

心の弱さを律する

それだけなら悪くないんだろうけど

突き詰め過ぎて

変なジンクスに拘るようになってしまうと


朝ベッドから出る時は右足から

コーヒーはこの手順で淹れて

歯ブラシは左手で取って

それからYシャツの着方は 髪の整え方は 玄関での靴の履き方は


いちいち気を取られていたら

きっとまた家から出られなくなる


どこからが妥協になるんだろう

どこからが弱い自分を増長させてしまうのだろう


こんな事を年中考えている訳じゃないけどさ

できれば失敗なんてしたくないから

そりゃ 失敗から 学べるもの 得るもの 見えてくるもの

色々あるけど

それを味あわされた後に

同じ事を繰り返したくないから

できるだけ摘める芽は摘んでおきたいって


こんな偉そうな事

考えながら

明日の朝も早いのに

ダラダラと夜更しをしている

やっぱり弱い僕なんだけどさ

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― 新着の感想 ―
[良い点] 朝焼さん、こんばんは。 どこまで許し、どこまで厳しくするのか。 う〜ん、難しい問題ですね。 私は自分に厳しいところはすごく厳しいですけど、甘いところはとことん甘く、バランスが悪いのが欠点…
2020/10/29 21:37 退会済み
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