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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

デッドエンドは許されない

作者:danpan01
終わり方を決められない人というのは不幸なものである。
それが他人の手によるものならば尚更だ。

死に方を選べると言うことであれば、自殺する人はなかなかに幸せな終わり方が出来るのかもしれない。

反対に、強制的に話を打ち切られるなんてこと、悲劇以外の何ものでもない。

何の話かと問われれば、俺の身近にいる人たちが不幸な目に巻き込まれた訳で。

人の死と言うものは否応なしに周りを変えていく。
俺の友人。
俺の親友。
俺の後輩。
俺の姉。

未だ見ぬ誰か。

そして、俺の妹。

生きてる人々が何を語っても、死んだ当人にとっては終わったこと。意味の無いことだ。
それが少し、羨ましい。
いくら罵声を浴びせても、傷付くことも悲しむことも無いのだから。
そしてこれは、生きている人達の話だ。
死んだ者へ対する、生きた人の無駄なあがき。

だらだらと惨めに生きていくよりも。
自分の手で自分の物語に幕を引く。
それが最も理想的な終わり方かもしれない。

やはり俺も、早めに死ぬべきなのかもしれない。



なーんて、
俺は自殺なんて絶対しないけど。
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