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一応言っとくが俺の親は神様の敵だぞ?  作者: トミー
始まり=危険大↑↑↑
8/26

保健室と異変

~昼休み~



「うぉーーやっと昼休みだ!」


長い授業という名の呪縛から逃れた俺は、大きく背伸びをする。


昼休みの楽しみと言えば、やっぱり飯だ。


「さて、飯だ、飯。」


いつも通り弁当を取りだし、机においた。



しかし、今日の昼休みは違った。



目の前には、美少女と冴えない男が座っている。


ロキと浅蔵だ。


なんてことだ。



俺は今日こそ、綾瀬と弁当を食いたかったのに←誘う勇気がない(笑)


「いやー、授業きつかったですねー。でも人間界でも勉強はするんですねー。」


おいおい、


容易く人間界とか口に出すなよ。




「俺はずっと一人で食べてたから、少し新鮮だな。」


知らねーよ。



てか多分お前友達できんぞ、自己紹介のとき、女子なんか悲鳴をあげてたから。


まったく、こいつらが転校してきたせいで俺の唯一の天国が地獄に変わっちまった。



頭がいたい。







「まぁいいや、飯食おう。」


弁当箱を開ける。







「???????????」


な、なんだとーーーーー







なんと俺の弁当箱のなかには、



あの紫のものが……………。




「ロキいいい!!お前、俺の弁当どこやったぁ!!」


涙目になりつつ、ロキに言った。


「あぁ、あれなら浅蔵くんにあげました。」


「なぬ!!」


浅蔵の方を見てみると、





確かに俺の弁当だった。


しかも美味しそうに食べてやがる。


バカヤロー、


俺の料理は、綾瀬にしか食わせない予定だったのに←勇気がない(笑)



「ささっ、これをどうぞ☆」


ロキが笑顔で紫で染まった弁当を差し出す。



こいつ、俺を殺す気だ……


でもでもでも、


この笑顔、まじでかわいぃ//////





でも


いやだぁぁぁまだ死にたくないーーーーー



「そ、そうだ、浅蔵!!これも食ってみろよ!美味しいぞ!」


俺は全力を振り絞って、浅蔵に振ってやった。


いきなり振られた浅蔵は、びっくりした表情を見せたかと思えば、焦りと恐怖の顔に変わっていく。



「い、いやー、それはさ、弘樹のためにつくってもらったものなんだからさ、ね?」


おもしろいぐらい焦ってる。


汗なんか滝のように出てるし、





ほほぅ、


そんなに食べたくないのかー笑笑


そのとき、俺の中のドS本能が目覚めた。



「そんなこと言わずに、食ってみろよーーー笑笑」

「ぐむっ!?」


浅蔵の口にダークマターを放り込んでやった。


ザマーーーーーwwwwwww


「味はどうだ?」



浅蔵はのたうち回ったかと思えば、顔を青くして苦しみ出した。


今回は外れだったらしい。


よかった、食べなくて…汗




まぁいいよね、浅蔵だし。


さて俺は、自分が持ってきた弁当でも食って……。





「ムグッ!?」


何かが口にはいった。


無意識的にそれを噛んでしまう。


この独特の臭いと味は、、、、まさか、ね…。


そして





「ウボロオオオオオオォ!!!!!!」


変な悲鳴をあげながら倒れた。


やばい、胸が苦しい、舌が痛い。




一体誰が?




犯人はすぐにわかった。



俺の目線のさきには、


浅蔵がいた。






「俺一人では地獄にいかん……。」


……………。


そう言い残し、俺たちは意識を失った。














~放課後~


なんと雑な展開であろうか、


あのあと、保健室に運ばれ、結局放課後まで寝ていたのだ。


まぁ授業サボれたからいいけど、


横には浅蔵が寝ている。


起きる様子はまったくない。












とりあえず、顔に落書きを………。








カキカキカキ






「さてと、」


浅蔵の顔に落書きし終えた俺は、背伸びをする。


静かだなー、まるで森のなかにいるみたいだ。


保健室の中には先生はおらず、外からは鳥の声と風の音しか聞こえない。




なんだ、この違和感は、






し、ずかだと………。


この学校ではまだ部活が行われているはずだ。


なのに、これほど静かなのは、、、





急いで、俺は保健室を出た。


学校中を探し回ったが








「人がいない……。」


生徒どころが、先生も事務の人もいない。


まだ、学校がおわって間もないぐらいだ。



なのに、誰もいないのはおかしい。








なるほど、


この異変の正体は、なんとなく想像できた。




「はぁー定番の定番にいくか…。」


おれは、本能に従って走り出した。






その五分後、凄まじい光が学校を包みこむ。













そのころ、ある少年がここに向かって歩いていた。



服装は黒を中心とした、首には十字架を、そして目の下には二つのライン、あとけがでもしているのか、腕に包帯を巻いている。


少年は携帯を取りだし、画面に向かって喋り出した。



「俺だ。任務は順調に進んでいる。1つ問題があるとすれば、なぜかここら辺のセキュリティがあまいことぐらいだな。」


今彼がいるところは、住宅街のなかでセキュリティなど存在しない。


まして、任務なども存在せず、話している相手も彼の妄想だ。



つまり、彼は中二病。


自分だけの現実を獲得し、そしてその現実のみ生きる人間である。



かっこよく書いてみたが、他人から見れば痛いだけである。



少年は、誰かと(妄想です☆)話終えてため息をつく。



そして、手を上にかざしこう言った。



「さて、目的には確実にちかづいている。お前の命は、この俺がいただく!」





最後まで中二病でした。








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