表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青春の詩ー青春の影第2部  作者: 本郷 真琴
動きだした新生活
2/9

動き出した竜太郎

竜太郎の身辺が動き出し慌しくなってきた

 学生服を着た人が話しかけてきた。どうやら体育会の運動部の学生らしい。

 「君は高校の時何か運動をやってただろう。」

 「はい。」

 竜太郎は関わりたくなかったので、ぶっきらぼうに答えた。全く興味がなかった。

 「身体つきを見てすぐ判ったよ。ところで何をやっていたんだい。」

  「野球です。」

 「ポジションは?」

 「ショートで2番を打ってました。」

 「体育会のラグビー部のマネージャーなんだ。一度練習を身に来て欲しい。」

 「いいえ私は部活をやる暇が無いので、お断りします。」

 「残念だな。もし気が変わったらいつでも来てくれ。」

 竜太郎は何事もなかったように銀杏の木の下で図書館で借りてきた、ゲーテの詩集を読み始めた。ドイツ語は久からもらった参考書である程度勉強していた。

 その晩、玲子に手紙を書いた。

 「東京の生活のはまだ慣れなくて、人の多さにびっくりしています。玲ちゃんは元気でやっていますか?車の免許とりに行ってるんだよね。ぼくはお金が無くて自動車学校には通えません。お仕事大変だろうけど頑張ってね。今親戚の家にやっかいになっています。もう少ししたら一人で暮らそうとおもってます。叔母さんも叔父さんも卒業するまで居ていいと言ってくれますが、自活すると言って家を出てきたので、そうもゆきません。お母さんは叔母さんの家に下宿するのに賛成なんだけど、ちょっと迷ってます。玲ちゃんに合えるのを楽しみにしています。」

これから物語りは竜太郎の身辺が動き出してゆきます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ