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英雄の部隊  作者: 麦頭
序章
2/8

開始。

この話を自分がもう一つ書いている話の続きに載せてしまいました。


…なんとかならねえか、この時々やる間違い…。


アップロード確認。


最適化開始………終了。


再起動シーケンススタート。


システムを閉鎖します。





再起動開始。

………完了。


「お…起……?」


認識開始。


「おいキルギリ、反応しないぞ、これ。」


認識。

名称 高崎乱童

性別 男

年齢 24

識別番号 A-026-002

階級 中尉

独立機械化歩兵026特殊小隊隊長


「まだ立ち上がりきってないんですよ。今は周辺認識作業中って感じじゃないですか?」


認識。

名称 アスカ・F・キルギリ

性別 男

年齢 22

識別番号 P-a-026-1138-33324

階級 曹長

機械化歩兵大隊特殊整備隊所属


「あー。やっぱりだ。いまいちこのハードに慣れてないみたいですね。もうまもなく終わると思いますよ。」


「本当か?てめぇ最新式のOSだとか行ってたがお前の作ったプログラミングを流し込んでるんじゃないだろうな。」


「はい。流し込んでいます。」


「んだとぉ!?やめろって言ったじゃねぇか!!なんてことしてくれてんだ!!」


「といいますかうちの会社が売り出してるソフトで自分の手が加わっていないものなんてありませんよ。すべからく。なにかしら自分の手で一工夫されています。」


「何言ってんだお前。聞いたぞ!お前のそのいらん『一工夫』のせいでデバックチームはいつもデスマーチらしいじゃないか!いつか死ぬぞ!!」


認識。

現在位置 極東本部コハマ基地 第二十一格納庫


認識。

現在時刻 1547



「その『一工夫』のおかげでうちの製品は大変な高評価をいただいております。あとデバックチームにはそこらの比じゃない給料を払ってますから、それなりの仕事をしてもらわないと。」


「要求スペックを二段階あげるソフトなんぞ使い勝手が悪すぎるんだよ!」


「だからこそじゃないですか。全体的なハードの最低スペックを上げることに意味があるんですよ。経済効果は結構ありましたよ?」


「馬鹿言え。お前の趣味の産物だろ。…まぁいい。それでこいつはどんな『一工夫』があるんだ。」


「そうですね、このプログラムには、全体を統括する『学習型自立思考プログラム』が走っています。」


「うん。わからん。それが今までのプログラムとはどう違うんだ?」


認識失敗。


「ぶっちゃけて言えば、アンドロイドになりえる可能性ってことですよ。」


「…すまん、もっとよくわからん。えー、つまりなんだ?オペレーターシステムとどう違うんだ?」


「あんな機械的思考プログラムと一緒にしないでください。自分で思考するプログラムです。より人間的に。」


「なんだそれは?」


認識失敗。


「人間を機械で作ろうってことですよ。…説明がめんどくさいですね。なんとなくのニュアンスで察してください。」


「…なんかイマイチ釈然としないが、それで俺の機体がどう変わるんだ?」


「あー。無二の相棒が制御を担当している武装ヘリに乗ってる気分だと考えてください。」


「成程、それはいいものだな。」


「当たり前です。いいものに決まっています。」


認識失敗。


「で、こいつはどうしたんだ?なんかルーチンに入ってるぞ。」


「…あぁ、自己認識に失敗しているんですね。バグだなこれは。いや、そうでもないのか…?」


「どういうことだ?…いや、やっぱいいや。どうすればいい?」


認識失敗。


「自己を認識できる記号を与えればいいんですよ。」


「…?」


「だから、自分を自分だと認識できるものがあればいいんです。それは何でもいいんですが、それを与えることによって…」


「あ、もういいです。つまりはどういうことだ?」


「名前をつけてあげてください。」


「最初っからそう言え。んー…なにがいいかな?このプログラム自体はなんて言うんだ?」


「特につけてはいませんでしたが、そうですね…。Abbi Ver0.1とでもしときますか。」


「なんだそれ。」


「開発者の名前ですよ。その頭文字をつなげてみました。」


「なんか安易だな、それ。アビか。…なんかしっくりこないな。俺の名前も入れていいか?」


「問題ありません。」


「じゃ、決まりだ。こんにちは。君の名前はラビだ。よろしく。」


認識。

個体名称 ラビ

プログラムをスタートします。

…見切り発車なので突っ込みどころは多いかとおもいます。


誤字脱字の指摘、ご意見感想などお待ちしております。

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