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悪夢(仮)  作者: こせよしこ
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崖っぷち(仮)

なかなか進めません。

「気分はどうだい?翔太くん」

その言葉に、点滴のパックを見ていた僕は、声のした方を向いた。

「少しは良くなったかい?」

柔和な笑をたたえた医師はそう言うと、僕の横たわるベッドの横の椅子に座った。

「顔色は少し良くなったみたいだね」

「はい」

「そろそろ大きな病院で診てもらった方が良いと思うんだ。このままではいつ倒れてもおかしくない」

そう言う目には涙がうかんでみえた。

「心配掛けて済みません」

「そう思うなら、早く元気になって安心させてくれると嬉しいな」

「入院は嫌です」

「入院が全てとは言わないけれど、キミの場合はもう嫌だとか言ってられる状況じゃないと思うんだ。私はその方面の専門家じゃないからよく分からないけれど、それでも、キミが崖っぷちを歩いている事は分かるよ」

「崖っぷち……」

そうオウム返しした声は枯れていて、弱々しくて、僕は泣きそうになった。

「紹介状を書くから、専門のちゃんと設備の整った病院へ行きなさい。ご両親にはもう了承を貰ってるから」

椅子から立ち上がった医師は、僕の肩を軽く叩くと、その場から立ち去って行った。

「入院か……」

僕はそう呟くと、点滴のパックを見詰めた。

まだ半分残っているようだ。

目を閉じるとまた悪夢を見るのではと怖くなったけれど、眠気には勝てずいつの間にか眠り込んでいた。

次に目を覚ますと、窓からオレンジ色の光が差し、点滴も終わって、ベッドの横の椅子に養父が座ってうたた寝をしていた。

養父(おとう)さん」

起き上がり養父の袖を引っ張ると、養父は目を覚まして僕の方を見て、

「よく寝たみたいだな。さて、そろそろ夕飯の時間だ。母さんが待ってる。たまには家に帰って母さんの飯でも食べていけ」

と歯並びの良い口元をほころばせ笑顔を見せた。

食欲は無かった。

けれど、僕は何も言わずに頷きベッドから降り、同じく椅子から立ち上がり僕のカバンを持って歩き出した養父の後を追うように歩き出した。

はじめましての方もそうでない方も、読んで下さりありがとうございます。

サブタイトルが上手く出てきません(;´Д`)

物語自体も(;´Д`)

_ノ乙(、ン、)_

ボチボチ更新します。

では、また次の作品でお会い?しましょう。

ここまで読んで下さりありがとうございました。

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