目覚め(仮)
思いついたまま書いていきます。
「…………………………………………………………………………………………っ!」
自分の叫び声で起き上がった僕は、慌ててベッドから起き上がり、洗面所へと駆け込み洗面台に嘔吐する。
しかし、胃に何も入っていないため、出てくるのは酸っぱく苦い胃液だけ。
それでも、僕は何度も嘔吐を繰り返す。
暫くそうして、吐き気が治まると、顔を上げて鏡に映る自分の顔を見る。
目は虚ろでその下にはクマがクッキリと出来ている。
顔色は青ざめていて、唇は紫に染まっている。
首元に違和感を感じたが、そこには何も異変は見当たらなかった。
背筋を寒気がはしった。
大量にかいた汗は、冷えた部屋の室温で僕の体を冷やした。
風呂に入りたかった。
ゆっくり湯船に浸かりたかった。
近くにあるスイッチを押し、湯が湯船一杯に溜まるまでと、僕は再びベッドに行き、バタりと横たわる。
目を閉じる事はしなかった。
眠くはない。
眠りたくない。
ただ、体が重かった。
起きているのがしんどかった。
暫くそうしていると、風呂に湯が溜まったことを知らせる音が鳴る。
のそりと起き上がり、洗面所兼脱衣所で汗を吸った服や何かを脱いで洗濯機に放り込む。
洗剤を入れて、洗濯のスイッチを押すと、風呂場に入り、シャワーを浴び、汗でベタベタだった体を隅々まで洗う。
必要以上に力を込めて洗った後は、シャワーで流し、湯船に入り深々と体を沈める。
そうして、やっと人心地がした僕は、時間も何も気にしないで湯船に浸かり続けた。
全身が温まるのを感じると、風呂を出て、乱暴に全身をタオルで拭いていく。
制服に着替え、部屋に戻り、時計を見るとまだ夜中の2時を少し過ぎた辺りだった。
僕は、コーヒーを淹れて無機質なスチール製の机に向かって座ると、スタンドの明かりをつけ、メガネを掛けて勉強を始めた。
何かに集中していなければならなかった。
何かに急かされるように僕はノートにペンを走らせ続けた。
はじめましての方もそうでない方も読んで下さりありがとうございます。
気まぐれなので書いたり書かなかったりするかもしれません。
それが、私です。
では、次の作品でお会い?しましょう。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。