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ある罪人の告白  作者: 山和平
2/2

作中神話要素解説

筆者独自解釈が多大に含まれております。

ネタとしてお楽しみください。

峠鏡路とうげ きょうじ【人物】

 夜刀浦市大通り二丁目でビル管理人兼探偵事務所を開いている。

 元傭兵で、従軍先で神話事件に遭遇して廃業。日本で旧図書館の司書に捕まり便利な下請けとしてこき使われている。

 最近、神話事件で正気度が吹き飛んだ女子高生を預かる羽目になった。


◇謎の女医 【人物】

 戦後の一時期に群馬県の山中で診療所を開いていた怪人。その正体は死者蘇生に憑りつかれた、とある天才である。

 戦前のアメリカや戦時中のナチスドイツを渡り歩き、帝国陸軍満州駐留検疫部隊などに関わり、死者蘇生の研究実験を行っていたらしい。

 実際は書類偽造で戦犯リストから逃れている。

 すでに齢三桁に到達しており、不老だが不死身ではない。現代も何処かで生きて死者蘇生の研究を続けている。

 『西』はもちろん偽名。

 目星に成功すると、診療所の机に上に怪しげな洋書が置かれている事がわかる。


◇採血機 【アイテム】

 輸血自体は日本でも大正時代頃から行われている。中でも当時の首相が輸血で一命をとりとめた事件が注目を集めたそうだ。

 戦後は低所得労働者が売血に群がったものの、個人が月70回行うと言う死んでもおかしくない状況と、血液の質低下に売血制度は終了。昭和30年代後半に献血制度が法律で成立した。

 フィクションではこの時期に某アカギさんが自分の血を輸血して増量すると言うウルトラCがそこそこ有名かも。

 昭和40年代ではまあ普通の技術と言ってもいい。


 しかしながら、ここで女医が使用した採血機は、彼女自身が技術と魔術的要素を並立させた専用の物であり、蘇生する被検体とのラインを繋ぐ補助的な呪術器具だったりする。

 輸血自体が医療行為ではなく呪術的なシンクロを目的として古代に行われていたと言う話もあるが、オカルトの域を出ない。


◇蘇生液 【アイテム】

 とある神話生物から抽出した物や、とある神格の干渉地域から採取してきた物質などを合成して造り出したもの。生物の身体を修復する事が可能。副作用として不老化する。

 欠点が二つ。脳が死滅している状態で修復をしても別人になる事。

 もう一つは人格による自立制御が失われる可能性が高い事。

 女医は当然、男と遺体の女性が兄妹である事を見抜き、それを利用して制御可能な処置を施し、ついでに自壊する術も並列させていた。

 女医もこの蘇生液を定期的に利用しているため、すぐに準備できた。


◇旧図書館司書 【人物】

 ミスカトニック大学から姉妹大学協定を結んでいる飯綱大学に派遣されている極めて有能な司書。

 落ち着いた人物であるのだが、彼女をある姓で呼ぶとブチ切れて恐ろしい事になる。

 子供の頃はオッドアイを隠すため眼帯をしていたが、成長したからか日本ではあまり気にされないからか、普通にオッドアイを晒している。


 

近いうち峠探偵のお話を書こうと思います。よろしくお願いします。

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