~~プロローグ~~
~プロローグ~
1K トイレとバスは別 収納スペース十分
若干キッチンが狭いくらい……か。
「今日からここが私の家か~」
とうとう今日から憧れの一人暮らし!
しかも、この条件で一ヶ月の家賃はたったの【1万5千円!!!】
「や、安い。てか、安すぎるでしょ!!」
なんて破格の値段設定!
神様に感謝、感激ですね!
「えっと~、管理人さんのところに行って手続きしてから~それかr」
「あなたが引っ越してきたリサさんですか?」
「ひゃい!?」
「……どうも、管理人です」
「うはぁ、びっくりしました。あ!これからお世話になります」
「はい、どうも。とりあえず手続きお願いしていいですかね?」
「は~い!」
廊下を少し歩いて突き当たりの部屋が管理人室か~。
それにしても管理人のおじさん、なんだか可愛いなぁ~。
「ささ、どうぞ。あがってください」
「失礼しま~す」
古い感じのするアパートだけど部屋はわりと新しいなぁ~。
なんでこんなに寂れてるんだろ?
「そこに腰掛けてもらって、これ書いてくださいね」
「は~い」
書くところ案外少ないのね!
ちょっと安心!
「っと、できました!」
「はいはい、お預かりしますね」
早く部屋に行きたいな~!荷物届くの何時だっけ?
てゆーか、今何時だっけ?そういえばお腹空いてk
「それでは、少し復唱させていただきますね」
「ぅゎっ!ひゃい!!」
「え~、お名前は【リサ】さん。お仕事はそこの会社の事務。
年齢は19歳で間違いありませんか?」
「はい!大丈夫です」
「それでは部屋の鍵をお渡ししますね」
「ありがとうございます~」
さっそく部屋に向かいましょう!!
荷物ももうすぐ届く時間だね!
ガチャ
おお~!結構キレイ!日当たりもいい!
これでこの家賃ってすごいなぁ~。
うわぁ~!!なんかテンションあがってキター!!
ピンポーン
「はーい!」
「引越し屋で~す!荷物入れて大丈夫ですか~?」
「お願いしまーす!!」
~3時間後~
やっと荷物と家具の配置が終わった。
ご飯でもつくろうかな~。
ゴロゴロしようかな~。
お風呂入ろうかな~。
「まぁゴロゴロはあとにして、お風呂とご飯すませちゃお!」
てことでお風呂に直行。
シャワーで汗を流して、肩までつかる!!
100秒数えるまであがっちゃダメだゾ!
「あ~極楽、極楽ぅ~」
とかなんとか言いながらご飯は何にするかきめなきゃね。
材料もあんまりないからトーストと目玉焼きでいいかな~。
その後、タオルを頭に巻いたまま、
とりとめのない食事も済ませて、次は……。
「髪を乾かして、ゴロゴロしよう!!」
そうと決まれば鏡の前に座って、
ドライヤーを手にとって、
髪を乾かすんだけど……
あれ?
鏡になんか……
映ってないですか?
具体的に言うならば、
萌え絵の服を着ていて、
メガネをかけていて、
かなり体型は太めで、
ぶっちゃけ、オタクっぽい男性。
しかも、体が透けてる・・・!?
『お、お前ここからでていけ!』
「ひゃあああああああああああああああああああああああ!!!」
ここから私の、一人(?)暮らしが始まりました・・・・