第2章 田口君の日常その1
いよいよ寒くなってきましたね。我が家はヒーターを一軍に昇格させましてホカホカの中で書かせてもらってます(ちょっと眠い)。今回は日常でコメデイ強めに書いてみました。日常会話の面白さは才能が必要だと思ってるので受け入れられるか不安で不安でいっぱいであります。ああ、それにしても眠い・・
午前8時03分 学校
田口「こっちはこっちに掛かってるからこうでああで、これはグラフで解いたほうがいいな。あー、こっちは二項定理が使えそうだな。」
うむうむ、相変わらずの絶好調な勉強っぷりである。これは短い時間を毎日勉強してたら勝手に身についたんだが、短時間で何をどれだけ出来るのかがだいたい分かってきた。まあ要は重要な問題とそうでない問題が分かって短時間の勉強で一番効率良く頭が良くなる道順が分かるのである。昔は沢山勉強する時間はあったのだが変に余裕が出来てしまい結局は部屋の掃除で終わったみたいな事もザラにあって成績も悪かった。
田口「まあ、これが本当のスピードラーニング、ってやつかな!」
誰も聞いてない中、少しドヤ顔を決めてからまた勉強に戻る。勉強とは孤独なのである
A君「おーーい田口、遊ぼうぜ!」
これは俺の友達のA君。まあ、前章でも書いたとうりピンからキリまでの生徒がやってくると説明したが、キリのキリである。運動神経だけは凄くいい。ラグビー部所属
田口「お前今俺が何してるか分かってる?そう簡単には動かねえよ」
A君「階段ズリ下ろしゲームっての考えたんだが」
田口「この問題はこうでああで・・・・階段ズリ下ろし?・・階段ズリ下ろし・・・ぶっww・・。」
深くも吹いてしまった俺を見てニヤリと笑うA君。いかんいかん、このままペースに流されたら俺の負けだ(どんな勝負だw)
田口「あー、それじゃあルールだけでも聞いてやるよ。タイトルだけ聞いたら気持ち悪くってありゃしねえよ」
A君「いや簡単なもんだよ。じゃんけんに負けた奴が階段の上から足引っ張られてケツからすべるゲームだ!」
B君「えぇぇ、そんなことしたら危ないよう・・だめだってぇ」
この何とも自身の無さそうなのが俺の友達のB君。背が高くてとにかく色々とデカイ。そして大人くて優しい。手先が器用で美術部所属
C君「もっきゅもっきゅ・・危ないなもっきゅもっきゅ・・」
何か噛み応えのありそうなものを食ってるのが俺の友達のC君。あだ名がブー。よって特徴は言わなくても分かるだろう。あと黒い。水泳部で陸上の五倍ぐらいのスピードで泳ぐ。ついでにこの四人は小学校低学年からずっと遊んでいる
田口「あのなぁ、俺らも二年になったわけで、一年の見本になるようになったりするのが当たり前だろ。まあ、つーわけで参加してやるよ」
B君「前半の話の流れでなぜに参加・・」
A君「いえーーい!ところで条件って何?」
田口「そんなもん前の階段でやったところでつまらねえだろ。見本になるように一年のところの階段でやろうぜ!」
A君「YABEEEEEEEEE!!!!」
C君「もっきゅもっきゅもっきゅ!!(なんか嬉しそう)」
D子「あんたら何やってんの?」
少し説教がすきそうな感じのが俺の友達のD子。幼馴染で幼稚園から遊んでる。昔から一緒に馬鹿やって遊んでいたが(積極性No1だった)別々の小学校になり中学でまた一緒になって大人になってた模様。なんつーか、結構美人になってて最初はとまどった。俺らの唯一の常識人であり一般常識も凄くあるので助かる。多分D子がいなかったら誰も携帯すら持ってない事態になっていただろう。そして相手のお母ちゃんに「すいません○○君いますか?」というやりとりを未だに繰り返してただろう(最近の子供は分からんだろうなぁ)。交友も幅広く皆からの信望も厚いが基本俺たちと一緒にいる事が多い
田口「今から階段ズリ下ろしゲームをやるんだが、今んとこ4人の参戦が決定しててA君がズリおろされる役で後の三人がズリおろす役まで決まってるんだが」
A君「おい何で俺がズリ降ろされ役で決まってんだよ!ジャンケンだっつーたろ」
田口「(無視)ってなわけでお前も参戦しない?」
うーんとと言いながら何やら考えてらっしゃるご様子。その雰囲気たるやなんと綺麗で優美で様になってる事か。世界中誰が見てもズリ下ろしゲームみたいな下らん事を考えてるとは思わないだろう
D子「そうねぇ、なら私はたまたま横を通った振りをしてズリ下ろされた人を心のそこから蔑んだ目で見る役をやるわ」
田口「イイネ・。それじゃあ五人も揃った所ですし行きますか!」
全員「オーーー!」
なんというか、超がつくほど個性派ぞろいだが共通して言えるのはみんな本当に元気はいい
B君「おーー・・・・・って俺も参戦してるの!」
全員「気づくの遅えよ」
ちなみにこの後すぐに体育教師に見つかり、みんなですぐに外に逃げたんだがB君だけ捕まって説教をされましたとさ
午前8時20分 学校
窓からB君が説教されてるのを横目に再び勉強を開始する俺。前でも述べたとうり勉強は日々の積み重ねにある。よく幼稚園にも行ってない子に塾に行かせる人も最近は増えているが、その目的は色々な知識を与える事も確かにあるんだが、もっと大事な事は勉強に対する耐性をつけることだと聞く。人間の集中力なんて一時間以上持たない事は証明されてるので長い時間を勉強するには集中力の無い状況でも勉強できる耐性が必要なのだ。よって本当に賢い人は毎日何時間も何十時間も、そしてしっかりと濃度の濃い勉強を出来る人がいわゆるトップのトップなのだろう。僕ら大半にそんな耐性は無いので余計に日々のコツコツした勉強が必要になってくる
キーンコーンカーンコーン
登校時間のチャイムが鳴りせっせと生徒が入ってくる。ああ、また平和な時間に戻ってきたんだなぁと再確認する俺。周りの笑い声も聞こえる。なぜかこのクラスはイジメというイジメも無くみんな楽しそうにしている。
もちろん俺も楽しい(本当にそうか?)。
笑う笑う俺は笑う(希望あるものには希望)。
タノタノシタノシ俺は楽しむ(絶望あるものには絶望)。
ュュユガムユガム俺の笑顔がユガム(何かが違うと分かりながらも)。
クルウクルウどこまデモクルウ(誰にも見せられず)。
オモふオモふココロカラオモふ(誰にもいえず)。
クルクルクルクル(世界は回る)。
『ハヤクホウカイシナイカナァ』トネンズル(下から上へと)。
(恐怖は上がる)
そして先生が来ていつも通りの授業が始まった
今回は短く終わってしまってすいません。まあ、日常と非日常は強く別けたいと思っているのでたまには短くていいですよね(言い訳にならないかな(汗))。色々なご意見ご感想ご怒りご叱り誤字脱字、絶賛承り中なのでどうかよろしくお願いします
でわでわぁ~次の更新でまたあいましょう!(可愛い絵文字使いたいけど使い方わかんないや!)