序章 終わりの始まり
とりあえず書きたいことを書いてみました。萌えがあまり好きじゃないので、ちょっと萌えに飽きちゃった人、また少し距離を置きたいなーという人がいたら是非呼んでほしいですね
(声・・声が聞こえる・・。ゆっくりとした口調にも関わらず、威厳に満ち溢れた声が聞こえる・・)
諸君らにこんな事を問おう
何のために生まれてきたのか考えた事はないか
何のために生きているのか考えた事はないか
何のための生殖か 何のための食事か 何のための睡眠か 何のための努力か何のための征服か何のための死なのか!、などと考えた事はないか
自分で考えるのはもちろん、他人に聞いたり本を読んだり、あげく宗教にまで入り考えた人はいないだろうか
下らない。実に下らない。
迷える全ての人間に公言してやろう
『生きてる事に意味などない』
分かりやすい例として他の生き物で考えよう
一体どの生き物が自分自身が生きている事に疑問など持とう。そして一体どの瞬間に生きている事に疑問など持とう
人間などたかだか64億人、だが他の生物は人間の何『jqぉhじょいえjほじぇpr』倍いるというのだ
人間が生きてきた時間にくらべて何『jふぃ円のwんwおのをうぃdきn』倍生きてきたと思っているのだ
小さい。あまりにも人間など小さい。この世の膨大かつ無限大に広がる全てのものの前ではあまりに小さすぎる
そんな人間が、神が作りし生を批判するなど笑いも止まらぬ、考える事すら論外だと思わないか
神に振りむいて欲しいと思った事はないか?だが多少祈った所で全ての時間の全ての生き物に全ての事象を見守っている神が壱人間ごときに振り向くと思うか?
そんな事はありえない。通常はありえない事なのだが、私は諸君ら人間にも生態系一番のプライドがある事、そして中々に興深い考え、生き方があるのも認めよう
ゆえに一つだけ用意した。神が作りし秩序を一つだけ破壊、再構築する権利を与えようではないか
奪い合うがいい。神の作りし世界を冒涜し翻したいと思う物達よ存分に奪い合うがいい
職歴経歴学歴戦歴家の血筋等々いっさい問わぬ。力も我が与えよう
さあ開幕といこうではないか。神の秩序の終わりの始まりを!!
20XX年5月23日午前5時30分 自宅
「なんか最近変な夢みるんやけど・・・」
えー、簡単に自己紹介すると俺こと田口千尋、現在高校二年である。趣味はポン酢と格闘技である。ポン酢良いよね本当に。色々な柑橘類が織り成すハーモニーはすばらしい。これだけでご飯何倍もいけるもんだ。醤油とかソースよりポン酢の量が減る家も珍しいのではないだろうか(しかも俺一人で)。格闘技はまあキックボクシングである終わり(こっちは適当)。
「ん?変な夢って何か?2000年問題で兄貴の『おしべとめしべ』とかいうエロフォルダでも壊れる夢でもみたか?」
我が妹こと田口辺流である。陸上部である。エースではないがチームを引っ張てる精神的柱らしい。
「そんな大変な夢!・・いやいやそれは決して大変ではないですよベルさんや。それとおしべとめしべの勉強をしているだけですよ・・、断じてやましいことには使ってないでああ、ありんすですよ、ハイ。。」
「・・なんでそんなバレバレの嘘つくか。あのさぁ、あのフォルダ名、エロ画像隠す隠さない以前の問題でもはやセクハラの問題ですらあるよ。つか隠語のつもりか知らないけど全然隠れてねーからいやむしろ卑猥さが強調されてるわっ!」
ビシッという効果音が出そうな勢いで突っ込む妹。こいつお笑いのセンスありそうだな
「あーあーあー、ごっほん。ところで夢の内容なんだが」
(ジー・・・)
露骨な話題転換に何か言いたげな妹だが、気にせず話を続けよう
「いや神がどーとか世界がどーとか秩序がどうのこうの説明される夢だった。なんか人間はちっぽけな存在だからーーうんぬんかんぬんみたいな話もされたな」
「ん?もっかい言ってくれる?」
「いやだから神がどうたら世界がどうたら長々と説明される感じだった」
「んーー、そっかぁ。。。」
てっきり馬鹿にされると思ってたが何か考えてるようだな。普段はグータラな妹だがまるで陸上の時に見せる真剣な表情をしている
「兄貴今年で高2だよねぇ。本来ならそんな神がどーとか世界?秩序?とか変な妄想に浸るのは3年前に卒業しとけといいたいけど・・」
ワンテンポ間を置いて話す妹
「兄貴の場合は格闘技をやってて、キックなんてただえさえ激しい競技なのに、常人にはかけ離れてるぐらい激しい試合をするよね。私格闘技好きだから有名どころはほとんど見てるけど、何と言えばいいんだろ、あれは殺意?うーん何なのか良くわかんないけど、あれだけ凄い勢いで敵に襲い掛かる選手も過去見たことないよ。兄貴の試合は相手にとれば素直に殺されたほうが楽なんじゃないか・・なんて思うの・・」
何故だろういつも気丈な妹が小さく見える。肩も震えてるな。まあ、それも仕方ない。俺の試合を最初から最後まで直視できる客なんぞほとんどいない。なかにはボー然と立ち尽くしそのまま魂の抜けた人形みたいに終始じっとしている人もいる。なかには興奮、発狂して殴り合いを始めるやつもいる。これは直接見たわけではないが、今まで引きこもりだった学生が俺の試合を見て急にやる気を出し学校で中心的な存在になり生徒会長にまでなった奴がいただとか、逆に恋愛や仕事がとても充実した毎日を送っていたOLが俺の試合を見た後にショックで引きこもり、あげく出家したという人がいたとか。
『絶望あるものには希望を、希望あるものには絶望を』 誰がつけたかは分からないが俺の試合のキャッチフレーズみたいになっている。
それから少しの間が空き、落ち着いていつもの妹がゆっくりと発言した
「まあとりあえず私の意見なんだけどー、寝るのに支障をきたしてるぐらいなら一度精神科に行ったほうがいいんじゃない。うちの学校でもいたんだけど、スポーツ選手は緊張のあまり寝れないとか、じっくり休めないって人は精神科に行って軽ーい薬、いわゆる安定剤みたいなのをもらうらしいよ。今は副作用もほとんどないらしいし」
「精神科なぁ。まあ睡眠自体は良く取れてるから問題ないし、困ってる分けでもないしな。まあ一応選択肢の一つとして考えとくわ。サンキューな我が妹よ」
いやー、それほどでも・・・ありますね!とか言いながら照れてたり、苦しゅうない苦しゅうない、とかやってる妹を華麗にスルーして立ち上がる
「それじゃあ走りに行くか」「応さー!」5時45分、毎日行われている朝の日課が始まった
午前7時46分 学校
「おはよー田口君」
「おはよー」
「オイーッス田口」
「おいーっす」
「よう田口」
「よいーっす」
「田口ぃー、宿題見せてくれー」
「いやーっす」
「・・あの田口君・・お・・おはようなんだな」
「お・・おはようなんだな、お・・おにぎりなんだな」
朝トレ終わって飯食ってシャワー浴びて学校に来ればだいたいこの時間帯である。学校の説明をさせてもらうと、ここの周りは田んぼや自然に囲まれていてとても空気がいい。かといって田舎というわけではなく徒歩12、3分ぐらいで都会にいけるのでとてもアクセスが良い。よって毎年沢山の入学希望者がいて、またこの学校も幅広く生徒を取るので色々な個性を持った生徒が集まったりする。まあ簡単に言うと賢い人から馬鹿な奴までここに来るのである。俺はというと勉に才能があるわけではないし腰をすえて勉強する時間もあまりないので朝のこの時間は宿題含めた勉強をしていることが多い。毎日の2、30分は馬鹿にならないのである
とりあえず序章ですがご愛読〈愛されたかどうかは分からんが〉ありがとうございました。どんなコメントでも嬉しいハッピーな気持ちになるんですが、強いて、強いて強いて言いますと駄目なポイントを一つでもいいので入れてくれれば幸いでございますです。ですますですますっ!〈語尾強調に特に意味はない〉
というわけで序章だけな上に中途半端なところで区切ってしまいましたが、また次もがんばりたいと思ってるのでよろしくお願いします