男装少女の地獄生活6
登場人物紹介
・ルイ アルマーノ
レベル668。母親を幼くしてなくし、父親は女であるから弱くあるという思考を捨てさせるため、男のように一人称から服装まで物語のようにしている。今回は裁判でユーを何が何でも助けるためとっておきの証拠を用意した。戦闘技術は全てメイドが教え込んだ賜物である。
煉獄魔法、悪魔魔法、召喚魔法、爆破魔法、氷結魔法、風魔法を習得している。爆破魔法は以前の戦いの最中に体得した。
・オーサ アラ
レベル998。非常に強力な魔法を扱うメイドを束ねる長。元老会唯一の大魔王支持者。メイドは様々な種族から仕えているため、メイド長がその総意として元老会に意見を出す。実力は折り紙付き。
基礎魔法、防御魔法、悪魔魔法、東洋術式、体術、煉獄魔法、氷結魔法、落雷魔法、拘束術、禁呪を完全習得している。
・ユー アジダハーカ
闇属性の竜の末裔にして人間界から追放されし種族。ドラゴンの姿でダンジョン近くの王国の兵士に殺されそうになっているところをハイクス配下の当時のメイド長に助けられた。竜の姿でも擬人化した姿でもどちらの形態での戦闘にも長けている。
闇魔法、破滅魔法、煉獄魔法、悪魔属性、巨竜化を完全習得している。また短距離の転移を最近習得した。レベルは911
今回の駄々は手に負えないと判断しメイド長に相談し、模擬戦闘が嫌いであるのを逆手に取り、それを条件として今回の交代を許した。なお、交代したのは7連勤明けの非番だったガーゴイルである。
メイド長は本日は大王のお付きとして821階層の視察に行っている。
・ルクス リッチ
ハイルクスの露店で小麦を主に売っており、シェア率70%を誇っている。
2人とは長い付き合いで、たまに来るのによく顔を覚えている。と言っても普通の客とは雰囲気が違うので自然と覚えたというのが正しいだろう。
自警団に囲まれた時もほんとに知らないのでうその証言はしていないが、証人として連行された。ルイのある意味お気に入りでもあった。
ルイの懇願で大王は彼をアンデットで意思のあるデミリッチとして蘇生させた。
今日は前日の罰としてメイド長が直々に、戦闘訓練を行うと決定された日だ。当然ルイは逃げだそうと、朝早くから部屋をこっそり抜け出したが、お付きのメイドであるユー・アジダハーカの転移魔法で即座に部屋に連れ戻される。観念して戦闘用の防具に着替える少女は未だに文句を言っている。それをなだめながらメイドは髪をとかすのであった。
庭園に行くと既にメイド長と、蘇生され、デミリッチとなった商人が待っていた。
「8分の遅刻です。ユー? あなた何をしていたのかしら?」
「申し訳ございません! その、髪の毛を結ぶのに時間がかかりまして……」
今日のルイは両サイドを三つ編みにしている。確かに時間のかかりそうな結び方だが、本当はルイがユーを押し倒し、キスマをつけていたとは口が裂けても言えない。
「お嬢様のご要望なら仕方ないですがそのお嬢様の時間を守るのも従者としての務めですから。次から気を付けるように」
幸い叱責は免れた。しかし、30分ほど前日の件に対してお叱りを受けた。非番のガーゴイルにも休む権利があるのだと。当然今日も彼が警備に当たっており、8連勤を記録している。
「……と、いうわけでお嬢様は私と模擬訓練をして頂きます。ただし、今回はただの訓練ではなく実践方式でやらせていただきます」
「実践方式?」
「はい、実際に四肢を斬り飛ばしても、破壊しても構いません。勝負がついたらデミリッチの彼が再生魔法をかけることになっています」
後ろでデミリッチはニカっと笑う。純粋無垢な笑顔が眩しかった。
「では審判は私が務めます。お互い距離をとってください」
ユーが審判役を買い、メイド長と皇女はお互いに距離をとる。相手の技はほとんどお互いの知るところであり、レベル差からしてもルイは不利であった。
「お嬢様、私は一部の魔法を制限して使用しますのでご安心を」
それはそれで手を抜かれているようで嫌だな。そう思ったが、戦闘が始まると手を抜いていないことが一瞬で明白になる。
「それでは、始めてください」
メイド長オーサ・アラ。メイドの頂点に君臨するまとめ役兼、元老会メイド代表である。彼女は始まると同時に6人に分身したかと思うとその全員が一瞬にして姿を消した。
「転移魔法!」
すぐさま周囲を見渡すが、何処にもいない。
「隙だらけですよ!」
頭上から声がする。手には落雷魔法を準備して、分身ごとルイに向かって落ちてくる。羽を展開し、素早く回避行動をとりながら、氷結魔法のアイスレインを構えて分身体に打ち込む。この魔法はは法防御を貫通するようになっており、分身体は次々に消え、本体にも命中する。が、関係ないかのように落雷を落とした。
間一髪で躱すものの、戦闘服の端が雷に触れ体全体がビリっと痺れる。動きが一瞬止まった。それを見逃さなかったメイド長は高速で魔法を詠唱し、撃ち放った。地面が隆起し、ルイの体をがっちりと拘束する。動けなくなったところに煉獄を纏った拳で一撃、腕を吹き飛ばした。
「そこまで! 勝者メイド長!」
ストップをかけてユーは急いでルイに駆け寄り、リッチのところへ連れて行く。リッチが再生魔法を使うと、腕は瞬く間に再生した。
「痛いなぁ…もーほんとに手加減無いじゃん」
メイド長はゆっくりとこちらに歩いてくる。よく見ると、アイスレインの氷が体に数十本刺さったままだ。そんなに刺さってたら並みの人間は大方死んでしまうだろう。さすがはメイド長、屈強なメイドを纏めるだけはあるか。
「お嬢様も分身本隊関係なく氷結魔法で串刺しにしたんだからお相子ですよ。魔防貫通なんて中々に怖いことなさるんですから」
再生魔法で氷の棘は消え去ってゆく、いうなれば回復しなければずっと残り続ける魔法だ。とにかく今日はメイド長が勝利し、ルイが負けた。それで終わりだと思った。が、
「ではユー。あなたも当然訓練ですわ」
と、絶望の一言を発した。
登場人物紹介
・ルイ アルマーノ
レベル670。母親を幼くしてなくし、父親は女であるから弱くあるという思考を捨てさせるため、男のように一人称から服装まで物語のようにしている戦闘技術は全てメイドが教え込んだ賜物である。
煉獄魔法、悪魔魔法、召喚魔法、爆破魔法、氷結魔法、風魔法、爆破魔法を習得している。
・オーサ アラ
レベル998。非常に強力な魔法を扱うメイドを束ねる長。元老会唯一の大魔王支持者。メイドは様々な種族から仕えているため、メイド長がその総意として元老会に意見を出す。実力は折り紙付き。
基礎魔法、防御魔法、悪魔魔法、東洋術式、体術、煉獄魔法、氷結魔法、落雷魔法、拘束術、禁呪を完全習得している。
・ユー アジダハーカ
闇属性の竜の末裔にして人間界から追放されし種族。ドラゴンの姿でダンジョン近くの王国の兵士に殺されそうになっているところをハイクス配下の当時のメイド長に助けられた。竜の姿でも擬人化した姿でもどちらの形態での戦闘にも長けている。
闇魔法、破滅魔法、煉獄魔法、悪魔属性、巨竜化を完全習得している。また短距離の転移を最近習得した。レベルは911
ルイの監督不行き届きとして、メイド長と模擬戦闘をした。お互い四肢が欠損する激しい戦いとなったが、やはりメイド長には敵わなかった。
・ルクス リッチ
元ハイルクスの露店商人。
人間時代は、ルイのある意味お気に入りでもあった。
ルイの懇願で大王は彼をアンデットで意思のあるデミリッチとして蘇生させた。
小麦農園を育てながら模擬戦闘や軽装の侵入者の撃退をしている。
レベルは47




