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AI探偵・上尾藍  作者: てこ/ひかり
第二幕
13/14

(作者取材の為休載)

「今回は休載です」

「何て??」

「だから休載だよ。お休み回」

「休みだぁ? じゃあこれは、今読んでるこれは何なんだよ?」

「休載だから何をやっても良いんだ! 作者が休んでるうちにやりたいことやってしまおう!  ……と言う回だね」

「いつもやりたい放題じゃねーか」

「そんなことないよ。いつも僕は、周りにとんでもなく気を遣ってるのに……」

「どこがやねん」


「作者はポケモ……じゃなかった、取材に行ってるから」

「お前はつくづく嘘が下手だなァ」

「まぁまぁ。せっかく休載なんだから何か思い切ったことやろうよ。宇宙人出すとか。ゴム人間出すとか」

「もうやってるわ。本編でやってるわ。まぁ……確かにここで一回箸休めしとかないと、もう何の話なんだかワケ分かんなくなってるな」


「四天王とか出そうよ。今まで捕まった犯人を集めて、トーナメント戦をやろう」

「迷走してんなァ」

「実は主人公の父親が龍だったことにしよう。『ドラゴンの血を引く探偵』」

「これほど使い道の無い設定もないだろ」

「犯人が抵抗したら、龍に変身して火を噴くんだよ」

「じゃあもうお前が犯人だよ。お前が殺戮者側じゃねーか」


「(軽いボケ)」

「……は? 何?」

「嗚呼ごめん……下書きのまま載せちゃった」

「ふざけんなよ! 箸休め回だからって手ェ抜いてんじゃねーぞテメー!!」


「真面目にやれ!!」

「わかった、わかったよ。じゃあ……そろそろ本格的にミステリー始めよっか。ゴホン……はいどうも〜」

「だからそれがふざけてるんだよ! 『はいどうも〜』で始まる殺人事件なんてあってたまるか!」

「(軽いボケ ※chatGPT案)」

「ボケの責任をAIに投げるな!」

「じゃあ僕が探偵やるから、真実君は店員さんやってよ」

「はぁ?」

「ウィーン」

「『ウィーン』て。自動ドア?」


「ゴホン。皆さんに集まってもらったのは他でもありません……」

「……いきなり店に入ってきて何を言ってるんだコイツは」

「犯人はあなただ!」

「何だァテメー? 頭ハッピーセットか?」

「あなたはこう……色々あって……だから犯人はあなたです!」

「下手くそ過ぎるだろ! 色々って何だよ色々って」


「何かこう色々……(奇想天外なトリック)と(思わず涙を誘う動機)があって……」

「オイ下書き野郎。ふわっとし過ぎだろ。そこを具体的に説明せぇよ」

「作家にも理論派と感覚派がいるみたいだけど。どうやら僕は感覚派の探偵だったみたいだ」

「何なんだよ感覚派の探偵って? 聞いたことねぇよそんなやつ」

「うん。何となく勘で犯人が分かってしまうんだね。この人犯人っぽいな……ほらやっぱりね! みたいな」

「感覚で殺人事件を捜査するな。ミステリーに対する冒涜だろもう」

「ここに凶器がありそうだな……ほらやっぱりあった! みたいな」

「犬かお前は」

「だからここがブワーッとなって、グニャアってなって……だから犯人はあなたです!」

「肝心の推理が何にも伝わって来ない……」


「いたた……」

「ん?」

「痛いなぁ。だからって何も殴ることないのに……」

「殴ってねぇだろ! 描かれてないからって適当なこと言うなよ!」

「もうえぇわ。どうもありがとうございました〜」

「それはこっちのセリフだわ!」

「ふぅ。大分休めたね」

「こっちは疲れたよ……」

「あはは!」

「あははって……どんな終わり方やねん」

「文字数が足りないから、もうちょっと続けようか?」

「もうえぇわ!」

「どうもありがとうございました〜」

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