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高杉君VSゴブリン。リベンジマッチ②

その後も、僕と工藤は、場所を変えながら、ゴブリンを追い込み、討伐して行った…工藤がだ!


工藤は、既にゴブリンを18匹も討伐している。


僕が追い込み、工藤が倒す。


違うだろう!僕は、まだ、1匹も倒してないぞ!


これではゴブリンに、お尻の怨みをはらせないではないか!


このままでは、ダメだ。


もっと違う作戦を考えなければ…僕が活躍出来ない。


僕は前を見ていて、ふとアイデアが閃く。


この先は、袋小路になってないか?


僕が確認すると、やはり行き止まりだった。


工藤と2人で、この場所にゴブリンを追い込めば、僕にも討伐のチャンスがある。


僕はピンときたね!これだと。


これ以上、工藤を活躍させる訳にはいかない。


僕は工藤に作戦を説明する。


そして、工藤と僕は、互いに少し離れた場所で、ゴブリンが来るのを 待つ。


なかなか現れない。


辛抱強く待っていると、やっとゴブリンが現れた。


今度は5匹だ。


一番後ろのゴブリンが、通り過ぎたタイミングで、僕が大声を出しながらゴブリンを追い込む。


ゴブリンが逃げて行くと、今度は工藤が現れて、大盾を叩きながら、ゴブリン達を袋小路に追い立てる。


途中で、1匹だけ逃げられたが、残りの4匹は、袋小路に追い込む事に成功した!


やったぞ!僕と工藤は、ゆっくりと進み、奥の壁際にゴブリン達を追いつめる。


ふふふ。


もう逃げ場は無いぞ!ゴブリンよ!お尻の怨みを晴らしてやる!


すると、僕のお尻に衝撃があった。


1匹だけ逃げたゴブリンが、仲間を助けようと戻ってきて、僕の後ろから攻撃したみたいだ。


しかし、僕のお尻はノーダメージだ!

僕が開発した新兵器!お尻守る君1号が、僕の大切なお尻を守っている。


ふっふっふ。


バカなゴブリンだ。


わざわざ僕の経験値になる為に戻ってくるとは。


僕は、振り向き様に斧を振ると、ゴブリンに命中して、ゴブリンは光の粒子になって消えた。


「やったぞ!ゴブリンを倒した!」僕は正面を向くと、工藤が大盾を振って、ゴブリンが逃げない様にしていた。


工藤!でかした!


僕が斧を振ると、一番右にいたゴブリンに命中して、ゴブリンは光の粒子になって消えた。


やったぞ!一撃で、また倒した!


しかし、僕の横にいる工藤が「シールドノック」とか言って、残りの3匹を倒してしまう。


…何で、僕より工藤の方が攻撃力が高いんだよ!


違うだろ!


僕より工藤の方が、ゴブリンをたくさん倒したから、レベルが高いのか?


ダメだ…そんな事は、絶対にあってはならない。


僕が工藤より、多くゴブリンを倒さなければ、リーダーの面目丸潰れだ。


僕は工藤に声を掛ける「工藤!僕にゴブリンを倒させてくれないか?お尻の怨みを晴らしたいんだ!」


すると工藤は、「分かった!」と言った。


僕達は、この場所で、ゴブリン狩りを続ける。


その後、僕はゴブリン6匹を倒した!



ゴブリン狩りを終えた僕達は、ダンジョン出入口に戻り、ゴブリンの魔石を買取してもらう。


2階の食堂に設定されている自販機で、僕はフルーツパフェの食券を買う。


注文したフルーツパフェをお盆にのせて、テーブルにつく。


遅れて工藤がやってくる。


どうせプリンだろ?


僕がそう思っていると、お盆にプリンアラモードが2皿ものっていた。


「今日は、ゴブリンをたくさん倒して、収入が多かったから、豪華にした!」工藤は、そう言って笑った。


プリンが豪華になろうが、そんな事はどうでも良い。


僕はフルーツパフェを食べながら「工藤!明日もゴブリン狩りで良いか?」と聞くと、工藤は「分かった!」と言った。


明日もゴブリン狩りだ!


楽しみで、仕方ない!


早く、工藤に追い付き、追い越さなければ…

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