表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/161

拓哉と美鈴は、巾着袋を鑑定してもらう。

ダンジョンから出た僕と美鈴さんは、宝箱から出てきたアイテムの鑑定を依頼した。


鑑定している間に、支店長に報告に向かう。


支店長から依頼されていた、地下5階を通過し、地下6階に向かうトンネル内にある移転石に到着した事の報告をするためだ。


事務員さんに、支店長への面会を依頼したが、今日は休んでいるそうだ。


探索者協会は、年中無休で営業しているから、スタッフさん達は、交代で休日を取る。


仕方なく、支店長に伝言を依頼した僕達は、鑑定を依頼していたカウンターに戻った。


アイテムの鑑定が終わり、僕達は鑑定結果を聞く。


ポーションは、2本とも下級ポーションだった。


それから巾着袋は収納袋になっているそうだ。


赤い紐の2個は、時間停止機能が無く、約20㎏の重量まで収納可能。


水色の1個は、時間停止機能ありで、約10㎏の重量まで収納可能だそうだ。


時間停止機能がある分、収納出来る重量が少ないみたいだ。


鑑定士さんによると、巾着袋のランクはDランク。


性能は良いが、収納出来る重量が少ないから、Dランクの査定になったと説明を受けた。


確かに10㎏だと、スーパーで5㎏のお米を2袋買ったら、もういっぱいになってしまう。


でも、僕達は収納袋を持って無かったから、ゲット出来てラッキーだ!


これも、スノーのお陰だ。


帰ったら、いっぱいもふろう!




僕達が2階の食堂に向かう為、歩き出そうとしたら、知らない人達に話し掛けられる。


男性2名と女性が2名。


「すみません。僕達は最近、探索者になったパーティー曙と申します」と言って頭を下げる。


「どうしましたか?」僕が聞く。


すると「僕達も収納袋が欲しいのですが、高くて買えないんです。そこで、自分達でダンジョンで手に入れられないか?みんなで話していた時に、あなた達を見掛けて…もし、可能なら、何処でアイテムを手に入れたか?教えて頂けませんか?」と4人が頭を下げる。


天空の城と違い、秘密にする必要は無いから、教えてあげる事にする。


「地下4階の森の中に、大きな木が生えていて、その木の根本を掘ったら小さな宝箱が出てきたんです。でも、他の場所にもあるか?分からないですよ!」僕が答える。


すると4人は「ありがとう!」と言い、話し合いを始めた。


僕達は、2階の食堂に向かう。


食券の自販機で、僕フルーツパフェ。


美鈴さんはプリンアラモードを注文。


2人で甘いものを食べながら、アイテムの事を話し合う。


時間停止機能がある巾着袋は、美鈴さんが欲しいと希望したので、美鈴さんが持つ事になった。


美鈴さんは料理をするから、時間停止機能があると、食材が傷まなくて済むからと、とても喜んだ。


僕は時間停止機能の無い、赤い紐の巾着袋を1つ持つ事にした。


これで、リュックサックを背負わなくて良い。


手ぶらでダンジョンに行ける!


やったね!


そして、残りの巾着袋1個と、下級ポーション2本は、健太さんにプレゼントする事になった。


僕達には光魔法(聖魔法)が使える精霊のフリージアと白玉がいるから、ポーションも必要無い。


その後、僕達はお喋りしながら、健太さん達の帰りを待った。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
貴重な情報を只で渡す主人公の障害者レベルは高い
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ