高杉君は、再びショップに行く。
ダンジョンから出た僕達は、武器や防具を売っていたショップに来ている。
このままだと、筋肉痛になってしまう。
何か良い物がないかと見に来た。
そこで僕は良い物を見つける。
ポーションだ。
怪我に効果があるなら、筋肉痛にも効果があるんじゃないのか?
怪我をした場所にかけるだけじゃなくて、飲む事も出来るらしい。
下級ポーションが1本5万円だと?
これでも、探索者割引になっているそうだ。
栄養ドリンクみたいな瓶に入っている。
僕は1本購入して、飲んでみる。
…不味い。
でも、筋肉の痙攣も無くなり、ダンジョンに入る前の感じに戻った。
これなら、筋肉痛にならずにすみそうだ。
やはり、資金力の勝利だな!
僕は気が付く。
保険が必要だと。
いくら優秀な僕でも、怪我をする可能性がゼロではない。
やはり、保険をかけておくか。
僕の手が届かない背中とか、怪我をした場合は、自分で傷口にポーションをかける事は出来ない。
工藤に預けて、傷口にかけてもらおう。
僕はポーションを追加で1本買い、工藤に渡す。
すると、工藤は蓋を開け、一気に飲み干す。
そして「不味いなこれ」と言う。
違う!そうじゃない!
なに勝手に飲んでんだよー!
僕が工藤に説明する。
「いいか工藤。工藤は全身甲冑に包まれて安全だ。でも僕は軽装備だ。もし僕が怪我をした場所は、工藤が僕の傷口にポーションをかけて、僕を助けて欲しい」
すると工藤は「分かった!任せろ!」と言う。
やっと理解してくれた。
僕は再び下級ポーションを1本購入し、工藤に預けた。




