表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/163

支店長は怒る。

俺が何時も通りに仕事をしていると、経理担当者から今月の決算見込みが届く。

俺はメールを開き内容を確認する。

赤字だと?

おかしい。

何故だ?

売上を見る。

大幅に増えている。

俺は詳細を確認する。

拓哉と美鈴だ。

あいつらは、スライムや魚の魔物等の小さな魔石が多い。

しかし数が多い。

支店の売上に貢献しているのが分かる。

次に支出を見る。

物凄い金額だ。

何だ?これは?どうなってる。

俺の知らない多額の費用が計上されている。

詳細を確認する。

すると、本部から派遣されてきた神官達の派遣費用のすべてが、支店の経費で計上されていた。

交通費や日当、宿泊費。

それから貴重な魔力ポーションの経費など。

俺は経理担当者を呼び、話を聞くと「常務から、神官を派遣する約束はしたが、費用を負担するとは言っていない。だから経費を支店に付け替えた」と言われたと。

くそー!やられた!

俺は経理担当者が退出したのを確認する。

大きく息を吸う。

そして、叫ぶ。

あのやろー!!


赤字決算では、支店長会議で営業部長から追及される。

しかし、営業部長に常務の悪口は言えない。

くそー!

ふざけやがって…。


魔法の杖とリッチの魔石をオークションに出す事は決まっている。

これが売れれば、多額の手数料が支店に入る。

数ヶ月後に大幅な黒字が見込めると説明しよう。

それなら、営業部長も追及して来ないだろう。

俺は息を吸う。

そして、再び叫ぶ。

あのやろー!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
常務◯したい
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ