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支店長は後始末をする。

探索が無事に終わり、俺は残務処理を始めた。

左側の壁は、研究所の調査が続く。

もし、あのサボテンみたいな植物が、何かの素材として使えそうなら、探索者協会から新人探索者達に採取依頼を出すのも良いかも知れない。

新人探索者は、装備を揃えたり、いろいろと金がかかる。

少しは手助けになるだろう。

右側の壁は、最低でも半年は魔力測定が必要だ。

安全性が確認されたら、探索者達の研修場所として活用するのもありだな。

未発動の罠がある。

特に右側の壁の罠だ。

シーフの男が、罠があると分かっていても、罠の場所を特定するのに時間がかかるほど、難易度が高い罠だった。

きっと良い勉強になるだろう。

奥にある大きな扉の先に、リッチの魔石のダミーを設置するのも良いかも知れない。

こんな浅い階層でも、危険な魔物が出る。

決して油断するなと教えれば、探索者達に良い教訓になるはずだ。


宝箱から出てきた魔法の杖は、鑑定の結果Aランク相当の杖だった。

魔法の中でも最強の攻撃力と言われる、火魔法に特化した杖だ。

火魔法以外は使えないが、その代わり火魔法を大幅に増幅し、威力が増すらしい。

普通は、良いアイテムを発見すると、そのパーティーが使う。

パーティーの力が上がるからだ。

そして、今まで使っていたレベルの低いアイテムを売却する。

拓哉と美鈴と話し合い、高値での売却が見込めるオークションに出す事になった。

リッチの魔石も2個のうち1個はオークションに出す。

研究所が、大きくて、珍しい赤色の魔石を欲しがった。

オークションでの落札価格と同額を払うから、売って欲しいと申し入れがあった。

拓哉と美鈴の了承をもらい、研究所に売る事にした。

オークションでの売却手数料が支店の売上になる。

俺は、拓哉と美鈴に感謝を伝えた。

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