表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/39

中森さんと初めてのダンジョン②

僕達はダンジョンから出て、魔石を換金する。

何と…24万円を越えていた。

中森さんと相談する。

中森さんは、僕の精霊達の方が、たくさんスライムを倒したから、僕が20万で、自分は残りのお金で良いと言う。

僕はパーティーなんだから、半分づつ分けることを提案する。

2人で話すが、なかなか合意出来ない。

僕はパーティーを組むと、個人ではなく、パーティーとしてお金を預けられることを思い出す。

そして中森さんに提案する。

「各2万円づつ分けて、残りの20万円は、2人のパーティー資金にしない?将来の2人の資金に」

将来、何があるか分からない。

パーティーで必要な物を買うときに、お金が無いと困る。

「どうかな?」

中森さんは、何故か?下を向き、顔が真っ赤だ。

「…将来の…2人資金…」

中森さんが、何か言ってるけど、声が小さく聞き取れない。

「中森さん」

僕が呼ぶと、中森さんが顔を上げる。

「そうだよね。将来、お金が必要になるもんね。2人でお金を貯めようね!」

中森さんも賛成したので、20万円をパーティー資金に預けて、残りは現金で貰い、2人で分けた。


健太さん達のパーティーとロビーで合流した。

健太さん達は、装備を脱いで、ロッカーに預けるから時間がかかる。

皆で車に乗り、家に向かう。

「拓哉。明日はどうするんだ?」

車を運転しながら、健太さんが聞いてくる。

ゴールデンウィークも明日で終わり。

明後日から、また、学校だ。

でも、僕は予定が何も入ってない。

そこで閃く。

ダンジョンの地下2階までしか行ってないから、明日は地下3階に行こう!

健太さんに地下3階に行くと答える。

すると、健太さんのパーティーメンバーの人が、地下3階は湖が何個もあって、魚の魔物がいること。

そして、湖の1つだけが、何故か?全く魔物が発生せず、謎だと教えてくれた。

それから、陸には角ウサギと言う、ウサギの魔物がいるそうだ。

気性が荒く、俊敏で、頭にある角で攻撃してくると教えてくれた。

僕は、釣りをすることに決める。

虫系の魔物が多く湧くダンジョンがあり、糸がドロップするらしく、その糸を使った方が良いとアドバイスをもらった。

そんな話をしていると、中森さんも一緒に行くと言う。

「パーティーなんだから、一緒に行くのが当たり前だよ。それに…資金を貯めないといけないし…」

何故か?顔が赤い。

でも、それは聞いてはいけない気がする。

うん。

スルーだ。

健太さんが「明日も乗せて行ってやるから、家に来い。ついでに朝食も食ってけ」

と言われ、僕は「ありがとうございます」とお礼を言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ