表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/161

ゴールデンウィーク⑥

健太さんは、大怪我をしたが、治してもらったから大丈夫だと笑った。

美女が僕を見る。

「白石君?何故ここにいるの?」

「何だ、お前達知り合いか?」

健太さんが言う。

僕達は同級生だと説明する。

健太さん達は、同じ高校の3年生だった。

僕は自分の身の上を話す。

父が亡くなったこと。

爺ちゃんの家を相続し、一人暮らしをしていること。

裏山のダンジョンが出来て、今日はスライムの魔石を売りにきたこと。

予定より収入が多かったので、実家に仕送りしようと思っていること等。

すると、健太さんは言った

「うちと一緒じゃないか。うちも父が死に、母が働いて俺達を育ててくれた。家計を支えるためと、自分の夢を叶えるために探索者になった」と。

「よし、白石。お前一人暮らしでろくなもの食べてないだろう。今日はうちで夕食を食べてけ!」

健太さんがそう言うと、後ろにいた中森さんのお母さんが「それが良いわ。白石君そうしなさい」

「お母さん、帰りにスーパーで買い出しして帰ろう!」

どんどん話が進んで行く。

どうやら僕が、中森家で夕食を食べて帰るのは決定事項らしい。

健太さんは、誕生日前から教習所に通い、誕生日を迎えてすぐに免許を取って、中古車を購入。

パーティーメンバーは、健太さんの車でダンジョンに来ているそうだ。

今日も健太さんはメンバーを送って帰る事になり、僕と中森さんは、彼女のお母さんが運転する軽自動車で帰る事になった。

僕が、駅に自転車を置いている事を話すと、僕と中森さんは駅で車を降りて、歩いて中森家に行き、お母さんは僕達を駅で降ろしてから、一人でスーパーで買い出しして帰る事になった。


そして、僕は中森家で、久し振りにすき焼きを堪能した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ