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正木君達は、ダンジョンデビューをする①

土曜日になった。


いよいよ僕達のダンジョンデビューの日だ!


僕達のパーティー名は、ジャスティスに決めた。


そう、僕達は正義の使者なんだ!


だから、パーティー名をジャスティスにした。


ふふふ。


僕が悪い魔物をザクザク倒して大活躍!


そして皆から注目を集め、尊敬の眼差しを集める。


良いんじゃないか?


僕は正義のヒーローになる為に産まれてきた男だからな!


梓と孝之の装備も揃えたし、準備万端だ!


僕達は探索者カードをタッチして、ダンジョンゲートを抜けた。


ダンジョンゲートを抜けると、洞窟になっている。


アニメ番組で見た炭坑みたいな感じだ。


僕達は探索者協会の事務員さんから貰った地図を見ながら洞窟を進む。


梓と孝之は、緊張しているみたいだ。


さっきから何も話さず無言のまま、辺りをキョロキョロ見ながら歩いている。


ここは、パーティーリーダーの僕が、場を和ませる場面だな!


「この洞窟を抜けると草原になっていて、その階層はスライムしか出ないそうだ」


「スライムは、危険な魔物じゃないから、今日はのんびりスライム狩りをしよう!」


「各自、自分のスキルを試してみるんだ!」


「スライムの攻撃はたいした威力は無い」


「だから、集中して目標に攻撃を当てる良い練習になる」


「だから、そんなに緊張しなくて大丈夫だぞ!」


事前にネットで調べておいた情報を梓と孝之に伝える。


「うん。分かった!」


「私は攻撃魔法が得意じゃ無いから、後方から支援するね!」


梓がそう言うと、孝之が「スライムは、物理攻撃に強いけど、魔法攻撃には弱いらしいから、攻撃魔法が当たる様、頑張って練習するよ!」


良いんじゃないか?


2人共、緊張が解けてきたみたいだ。


流石は僕だな!


僕は、パーティーメンバーへの気遣いが出来る男だ!


これが、勇者の素質なんじゃないか?


うん。


そうに違いない!


僕達は、洞窟内を暫く歩き、ダンジョン地下1階の草原地帯に到着した。


草原を見渡すと、水色の丸い物が、コロコロと転がったり、ピョンピョンと飛び跳ねていた。


あれがスライムか…


ネットの動画で見たまんまだな。


まず、パーティーリーダーの僕がスライムを倒してみる事にする。


僕は剣を抜き、ゆっくりとスライムに近付く。


そしてスライムを観察する。


向こうから攻撃はしてこない。


スライムがジャンプし地面に着地する。


着地したタイミングで攻撃を加えるのが良さそうだ。


僕は火の魔法が付与された、ミスリルと言う特殊な金属で造られた剣に魔力を流す。


魔法剣士のJOBがあるからか?


何となく使い方が分かる。


剣先に火が灯る。


売店のおじさんが、イメージが大切だと言っていた。


だから僕は炎の刃をイメージする。


すると火が剣全体を覆う。


僕はスライムが地面に着地するタイミングで剣を振る。


しかし剣はスライムの魔石には命中しなかった。


スライムの中心より、少し上の部分に刃先が行ってしまった。


…失敗か?


そう思った途端、スライムが光の粒子になって消えた。


そしてスライムが居た場所に、小さな魔石が落ちていた。


スライムは魔法攻撃に弱いから、火魔法が付与された剣が当たれさえすれば、倒せるみたいだ。


「勇気!凄い!」


梓が褒めてくれる。


良いぞ!


もっと僕を褒めろ!


僕は褒められて伸びるタイプだからな!


やる気が漲る!


「お~!やったな!」


今度は孝之が僕を褒める。


うん。


良い気分だ!


僕が女神様の試練を乗り越えて、正式に勇者のJOBを得て、そして悪い魔物をバッサ・バッサと薙ぎ倒して大活躍する!


うん。


そんな未来しか見えない!


今から楽しみで仕方無い!


僕は探索者協会に併設された売店で2本の剣を買った。


1本は今使っている火魔法が付与された剣。


そして、もう1本は光魔法が付与された剣だ。


やはり、勇者は光と切っても切れない関係だ。


先日、読んだライトノベルにも、光の勇者が出てきたから間違い無い!


この2本の剣は、付与魔術が使える探索者協会に雇われている職人さんが、魔法を付与した剣だ。


女神様から授かった宝くじの当選金で購入したのだ。


ふふふ。


僕は女神様の試練を1つづつ、確実にクリアーして行けば良いだけだ。


女神様!


僕は試練を乗り越えてみせます!

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