正木君は探索者登録する①
僕は幼馴染みの2人を誘って、探索者登録をする事にした。
登録しないと、何も始まらない。
千里の道も一歩からと言うしな~
一歩づつ、着実に進んで行く。
まあ、僕には女神様の加護がある。
だから、試練さえ乗り越えれば、勇者のJOBを授かり、正義のヒーローになれるハズだ!
うん。
そうに違いない!
ただ、油断大敵とも言う。
だから探索者の登録は、家から近い探索者協会の支店ではなく、少し遠いが出張所で行う事にした。
支店には看破のスキルを持つ職員が居るかも知れない。
僕は将来、勇者のJOBを得る。
そして悪い魔物を倒して正義のヒーローになる!
まあ、それは確定事項だ!
ただ、今はまだ勇者のJOBを得ていない。
女神様の試練を乗り越えていないからだ。
だから、出張所の方で登録する。
僕のJOBが、魔法剣士だとバレるのを避ける。
もし、バレてしまい、僕の信用が下がると困るからな~
出張所なら看破スキル持ちはいないだろう。
…多分…
そして暫くの間は、出張所が置かれている、この低ランクダンジョンで力を付けてから、支店がある、ここよりレベルの高いダンジョンに行くのだ。
うふふ。
僕が将来勇者になって、活躍する未来しか見えない!
今から楽しみで仕方ない!
僕は幼馴染みの梓と孝之の2人を連れて、探索者協会の出張所にやってきた。
やはり、ダンジョンレベルが低いからか?
人が少ない。
僕達3人は、新規登録窓口に向かった。
職員さんから申請用紙を貰い、必要事項を記入する。
孝之が「俺…自分のJOBなんて分からない…」
すると梓も「私も~」と言う。
うん。
予定通りだ。
そして僕達は、職員さんに自分のJOBが分からないと告げると、職員さん立ち会いでダンジョン内に足を踏み入れる事になった。
「ダンジョン内に足を踏み入ると、JOBを授かります!」
「授かったJOBを正確に記入して下さいね!」
職員さんが言う。
そして僕達は、ダンジョン内に足を踏み入れる。
「私…付与魔法師だって!」JOBを授かり、嬉しそうに梓が言う。
すると職員さんが「付与魔法師は、少ないんですよ!」
「仲間に魔法を付与して攻撃力を上げたり、また、回復魔法を付与して仲間を回復させたり」
「結界魔法を発動させて、仲間を守ったり」
「後方支援をする魔法職です」
「そうなですね!勇気!孝之!回復は私に任せてね!」
梓は初めてJOBを授かり、嬉しそうだ。
ネットで調べた時、魔法士は魔法系の下位スキルだった。
でも梓は、魔法士じゃなく魔法師だった。
どう違うんだろう?
僕が職員さんに聞くと「魔導師と同レベルと言われています」
「ただ、攻撃魔法には適性が無いんです…後方支援特化ですから」
なるほど。
ライトノベルで読んだ聖女の役割だな!
きっと僕と共に困難を乗り越えると、聖女のJOBを授かるに違いない!
僕の勇者パーティーに相応しい!
やはり、女神様のお導きに違いない!
僕と梓は孝之を見る。
すると孝之が「僕のJOBは魔導師だった」
「魔導師ですか!魔導師も、なかなか得られない希少なJOBですよ!」
職員さんからそう言われて、孝之が嬉しそうに笑う。
大魔導師じゃないのか…まあ、仕方ない。
多分、梓の付与魔法師は、聖女の下位スキル。
そして孝之が授かった魔導師も、大魔導師の下位スキル。
やはり、これは女神様からの試練だ!
ここからスタートし、仲間と力を合わせて悪を倒し(魔物)そして僕達は、上位職にランクアップする!
うん!
間違いない!
僕が試練を乗り越えれば、魔法剣士から勇者にJOBチェンジする!
僕は確信した!




