表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
158/163

ダンジョン地下11階左側の探索を終了する。

精霊が宝箱を調べてくれる。


アネモアがうんうんと頷く。


それを見た美鈴さんが宝箱を開けた。


中にはお札が1枚入っていた。


美鈴さんがお札を宝箱から取り出す。


そしてお札の鑑定をする。


「これは、商売繁盛のお札だって!」


「商売繁盛のお札?」


「そうだよ。このお札を神棚に飾っておくと、商売繁盛するらしいよ!」


「そうなんだ」


僕には関係ないな。


僕がそう思っていると、美鈴さんが「拓哉さんのお母さんが開く古民家食堂に神棚を作って、そこに設置しようね!」と言った。


美鈴さんが、お札を収納袋に入れて、来た道を引き返した。


僕の母と妹。


それから美鈴さんの3人は、頻繁に連絡を取り合っているらしい。


その後も左側の探索したが、何も発見出来なかった。


獣道の様な細い道もすべてチェック。


鉛筆で紙に道を記載する。


あと、大きな木には目印を付けて、それらも紙に記載した。


左側の調査が終わった。


かなり歩いた。


けっこう疲れたから、今日の探索は終了。


僕達は、バッハの転移門で天空の城に戻り、休憩する。


僕が自分の部屋のベッドでだらけていると、誰かが扉をノックする。


「どうぞ~!」僕が言うと、ヨモギが部屋に入って来た。


「マスター。お茶の準備が出来ました!」


「分かった!ヨモギ!ありがとう!」


僕はヨモギにお礼を言って、食堂に向かう。


ヨモギが嬉しそうに笑った。


僕がテーブルに付いて暫くすると、美鈴さんがやってくる。


2人向かい合わせで座り、お喋りしていると、ヨモギがお茶を入れてくれた。


「ヨモギ!お茶を入れられる様になったんだね!」


「はい。バッハさんが教えてくれました!」


ヨモギが得意気に笑った。


アリアがお茶請けに、クッキーを出してくれる。


「そう言えば、バッハは?」


バッハの姿が見えない。


するとアリアが「支店長に報告に向かわれました」と言う。


最近は、バッハが報告に行ってくれるから凄く楽だ。


でも、その分、支店長に会っていないから、寂しい気もする。


お茶を飲み、天空の城で一休みした僕達は、アリアが開いた転移門で自宅に帰った。


僕が自宅の和室でだらけていると、隣の家から母がやってくる。


明日は母が購入した軽自動車が納車されるらしい。


「車が納車されたら、ホームセンターに行って肥料を買ってくるから、畑に肥料を撒いて、土と混ぜてくれる様に、精霊にお願いしていてね!」


それだけ言って、自分の家に戻って行った。


僕が精霊達を見ると、うんうんと頷いている。


精霊達が良いなら、それで良いか。


僕は再び畳の上でだらけた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ