表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/164

拓哉の母と妹がやって来る②

今日は、僕の母と妹がやって来る。


たかだか僕の母と妹が来るだけなのに、美鈴さんとお母さんから、ピリピリとした雰囲気が伝わって来る。


駅まで迎えに行く時間になるまで、僕は和室に避難する。


迂闊な話をすると、美鈴さんやお母さんから、怒られそうな予感がするからだ。


僕が和室に行くと、先客が居た。


健太さんだ。


流石は健太さん!


空気を読んで、僕より早く和室に避難し、スノーを黙々ともふっていた。


僕も畳に座り、白玉を呼ぶ。


すると、白玉がピョンピョン跳ねながら和室にやってくる。


僕は、出発時間になるまで、白玉をもふった。



駅で待っていると、改札口から母と妹が出てくる。


2人とも、ビシッと化粧をして、他所行きの洋服を着ていた。


健太さんに母と妹を紹介して、健太さんの車で中森家に向かう。


家に到着した僕は、母と妹を紹介すると、中森さんのお母さんが「どうぞ、中にお入り下さい」と言って、僕の母と妹を家の中に招き入れてくれた。


母が持参したお土産を渡す。


挨拶が終わると、女性4人でお喋りが始まる。


始めは、ぎこちなかったが、暫くすると話が盛り上がり、僕が口を挟む余地がない。


だから僕は、黙って話を聞いている。


一瞬も気が抜けない。


いきなり僕に、話を振られる事があるからだ。


出前の料理が到着し、みんなで昼食を食べて、頃合いをみて、僕達は中森家をお暇する。


健太さんの車に乗せてもらい、僕の家到着した。


母と妹が来ると分かってから、ネットで枕や布団を注文。


2人が泊まる和室の部屋は、リフォームしていない。


だから、精霊の風魔法で埃を外に吹き飛ばし、光魔法のクリーンで畳を綺麗にした。


母と妹は、僕の家で二泊する。


久しぶりに、母が料理を作ってくれる事になった。


でも僕は、最近、中森家でご飯をご馳走になっているから、まったく食材が無い。


母から買い出しメモを渡されて、僕は自転車でスーパーへ買い出しに行く事になった。


僕は、2人に「決して裏山ダンジョンに入らない様に!」と念押しして、自転車でスーパーに向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
>「決して裏山ダンジョンに入らない様に!」と念押しして、 フラグとしか思えないwww
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ