表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/161

拓哉と美鈴は、地下5階のフロアボスを倒す。

僕と美鈴さんが、お茶を飲みながら、フロアボス部屋の扉が開くのを待っていると、扉に魔法陣が現れた。


様子を見ていると、魔法陣から人間が飛び出して来て、びっくり!


男性2名と女性が2名だった。


見たことある顔だな?


僕がそう思っていると、美鈴さんが「曙の人じゃない?」と言う。


ああ、そうだ。


先日、地下4階の大きな木の根元から、宝箱が出たと教えてあげたパーティーの人達だ。


4人とも、ボロボロで、怪我をしている。


「大丈夫ですか?」僕は声を掛けて、フリージアに光魔法で怪我を治すように指示をする。


フリージアの光が、曙のメンバー達を包み込むと、怪我が治って行く。


リーダーの男性が「助けてくれて、ありがとう」と言って、僕達に頭を下げる。


そして「怪我の治療費は、必ず払う」と言う。


僕が美鈴さんを見ると、美鈴さんが「こう言うのは、きちんとした方が良いよ」と言う。


そこで、僕は「治療費1人5千円でどう?」と言うと、リーダーの男性は「分かった。僕達のパーティー資金から、君達のパーティー資金に振り込む。それで良いか?」


僕がそれで良いと言うと「パーティー名を教えて欲しい」と言われたので「サンライズです」と僕は答えた。


すると「君達がAランクパーティーのサンライズだったのか!」と言って、曙のパーティー全員から、尊敬の眼差しを向けられ、僕は恥ずかしくなる。


リーダーの男性が、2万円を支払うと紙に書き、それを僕が受けとる。


僕が「フロアボス部屋で何があったの?」と聞くと「ボス戦に挑んだけど、勝負に負けて、強制的にボス部屋から追い出されたんです。僕達の力不足です。」と言う。


そう言う仕組みなんだ。


前回は、戦闘をせずに通過したから、知らなかった。



その後、曙のメンバー達は「もっと強くなって、再チャレンジします」と言って、来た道を戻って行った。


ボス部屋入れる様になったので、僕達は荷物を片付けて、中に入った。


前回、僕達が中に入ったら、光の粒子が集まり、ボスが現れたが、今回はボス部屋の1番奥の少し高くなった場所に、初めからボスウルフがいた。


曙が倒せなかったから、そのままボスが残っていたみたいだ。


経験値を稼ぐ為、スノーには、何もしない様、お願いした僕は、まだ、下位精霊のままのビオラに討伐を頼む。


ボスウルフの影の中から、影の刃が飛び出し、ウルフのお腹に突き刺さり、ボスウルフは光の粒子になって消えた。


僕の頭の中に機械的な女性の声が響く。


《闇精霊ビオラが中位精霊に進化しました》


やった!ビオラも中位精霊に進化した!


ビオラの身体が一回り大きくなっていた。


ボスが居た場所に宝箱が現れる。


アネモネに宝箱に罠が無いか?調べてもらう。


アネモネが宝箱に近づき、宝箱の確認をすると、罠は無いとの感情が伝わってくる。


僕は、美鈴さんに「罠は無いから、宝箱を開けてみて」と言う。


すると、美鈴さんは嬉しそうに宝箱を開けた。


「拓哉さん見て!瓶が1本入ってた!」と言って僕に見せる。


前回と同様に、ドリンク剤みたいな瓶だった。


前回は、下級ポーションが2本だったけど、今回は1本だから、中級ポーションかな?


後で弓と一緒に鑑定してもらう事にして、僕が持つ巾着袋に入れた。


その後、僕達は移転石に触れて、地下1階に戻る。


今回、美鈴さんは、左手でスノーを触りながら、右手で移転石に触れたら、無事にスノーも一緒に移転出来た。


美鈴さんは、スノーも一緒に移転出来て、ホッとしているみたいだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
どっちかというと初回ボーナスで2本だったと考えるやろ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ