男装の麗人
「え?!じょ、女性?!」
「!」
ウィルマがみたのはレェーネの裸だった。その姿は女性そのもの。もっと言えばナイスバディで少しやける。レェーネがタオルを手に取り、巻いた。
「し、し、失礼しました!!」
ウィルマはそそくさと浴室を出ていく。自らの初恋が終わった気がした。
「そんなー!女性だなんて!!」
☆☆☆☆☆
入浴を終えてレェーネがでてきて、ウィルマの居る部屋へと入るとウィルマはレェーネにとう。
「どうして男装など、……」
「……男装ではありません。俺の心は男なのです。」
「……そうなのですか。」
「ええ」
そう話していると伯爵が部屋へと入ってきた。
「レェーネ様!大変です!東の拠点が!占拠されました!!」
「っ!?何?!」
☆☆☆☆☆
その頃東の拠点にて……。
「やったぞ!お前ら!」
「これもあの軍師様の言う通りだった!」
「あの方のおかげだ!」
「そうあの……」
「そこ!話している暇があるなら城占拠への作成通り動くことだ!」
「「「はい!」」」
月が登る。月の光が照らすのはただ1人の軍師。
「まったく、変な案件に関わる羽目になったな。」
そう言うのは1人の女性。
「だが、やるからには勝つ!それこそ不可能はないと言われた私だ!」
月の光が導く。
「そう、このラナロス・キアナが!」