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3人の天才と別れ


蒼き騎士は剣の天才、天使は科学の天才、月の女は魔法の天才、魔法の天才はもう1人居るのだけれどそれはまた、別のお話……。

約束の場所にレェーネがつくとそこにいたのはキアナとフェナーサだった。


「暴君さん…」


「お初にお目にかかります。レェーネ王子。」


「フェナーサ様とは顔見知りなのですが、貴方は…」


「ラナロス・キアナ。異世界の魔法使いです。どうぞお見知り置きを。」


「レェーネです。よろしく。それで、ここに集まった理由とは?」



キアナが口を開く。


「戦争を終わらせる為です。」


「どうするおつもりですか?」


「まず、私とフェナーサ殿はディストとサークルを敗退させます。これにより、ストーレーの地を元に戻し、戦争を辞めさせるのです。」


「確か、ディストとサークル国が組んでいてストーレーをせめているのでしょ?」


「ええ、そうですね。でも、組んだのは最初だけであとは拠点の取り合いです。」


「……」


フェナーサは何も答えずにいた。


「でも、どうやって?下手に負ければそちらの身が危なくなるのでは?」


「私とフェナーサ殿はそちらに移りたいと思います。」



「なるほど、所でレディ、どうしてさっきから何も言って下さらないのですか?」


「……その、誰も傷つけずに勝てますか?」


「「!」」


「そうでなければ私は協力しません。」


フェナーサのまさかの発言に2人は顔を見合わせた。3人は戦争を知っている。だが、実際に殺してきたのはレェーネだけなのだ。フェナーサは人を殺す事はできない。


「当たり前です。私も殺すつもりはないので。」

キアナの発言でフェナーサは安堵した。

こうして話しはまとまり、3人は作戦を実行すべくストーレーへと向かう。フェナーサは羽で飛び、キアナは魔法で飛び、レェーネは馬でかける。


ついに3人が揃った。それから先は短いお話。3人の作戦は成功した。こうしてストーレーは危機をだっしたのだ。戦争が終わった事によって3人は元の場所へと帰る。


ウィルマは複雑な気分だった。自分が呼んだ救世主が国を救って去ってゆく。


「レディ、短い間でしたがお世話になりました。」


「いえ、貴方がいたお陰で救われ増した。ありがとう。」



少しの間だったが、それでも確かに、そこにいたのだと……。涙が落ちる。するとそこにいた人は消えていた。


これは3人が初めて出会った事象であり、多数の世界の歪みの原因となる事になるとは誰も知る由もないのだった。





短い間でしたがありがとうございました。また別の作品であいましょう。エターナル!

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