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翌朝。クロは厩舎に行き、ルナの馬装を整えて騎乗した。久しぶりに障害を飛んだ。

「馬場だったから、障害久しぶりだけど動きいじゃん」

ルナの首を愛撫した。

「高くしますか?」

障害付近にいた兵士が声をかけた。

「いや。大丈夫だ」

クロはルナを駈歩させ、また障害を飛んだ。

「よし。交代だ」

クロは若い兵士にルナを託した。

「ありがとうな。いつも」

「いえいえ。クロさまもルナの運動ありがとうございます」

若い兵士はルナにまたがり、調整をした。クロはブーツを脱ぎ、そのまま稽古場へ向かった。

「あら、朝から早いわね」

ウルフが来た。

「あぁ。ここの所、戦闘の稽古ばかりで体作りをしてないから、やろうかと思って」

稽古場の一角にトレーニング器具が設置してある。

「いいんじゃない?私も協力するよ?」

器具を用意し、クロはトレーニングした。

「クロって意外と力持ちなのね」

クロは汗をかいた。

「腕はいいが、背筋がな。ウルフ、重り追加して欲しい」

「いいわよー」

ウルフは重りを追加した。クロは何とか持ち上げた。

「ぐぬぬ…」

「はい!ファイト!まだまだ!」

横でウルフが応援していた。血管が浮き出て今にもキレそうだった。すると、兵士たちが入ってきた。

「クロさま。お疲れ様です」

クロは重りを下ろした。

「あぁ…お疲れ様…」

「クロさま。手伝いましょうか?」

兵士たちはマッスルポーズをとった。

「あら、いいわね!クロ。お願いしなさい」

ウルフは不敵な笑みをした。

「ウヘァ!乳酸が…」

なぜか無理やり筋トレをさせられた。しばらくすると、指に力が入らないくらいパンパンになっていた。

「もう…俺は…動けん…」

クロは伸びていた。

「しょうがないわね。私がお持ち帰りするわ。兵士たち。筋トレファイト!」

「はい!」

ウルフはクロを引きずって行った。クロの部屋へ連れて行き、湯船にお湯を入れた。

「稽古ばかりで筋トレしてないからでしょ」

「ぐぅぅ…」

お湯が溜まると、クロをそのまま投げ入れた。

「ぷはっ!ウルフ!投げ入れるな!しかも服着たまま…」

シャツのボタンを外そうにも、指がパンパンで力が入らない。

「じゃ、私は部屋戻るわ〜」

ウルフは扉を閉めた。なんとか風呂の中で服を脱ぎ、お湯に浸っていた。

「はぁ…」

しばらく天井を眺めた。

「さて、シャワーするか」

頭と体を洗い、体を拭いた。濡れた服を片付け、綺麗な服に着替えた。

「どうしようかな…」

クロは本棚を眺めた。

「相手の能力と動きを封じ込めたいし」

一冊の本を取り出しページをめくった。

「うん。これだが…どうしようかな…」

椅子に座り、ノートを取り出した。ノートに細かくまとめていった。

「これだと、能力は封じれるが…根本的な動きを封じることができんな…」

また本棚を眺めた。

「どうしようかな…」

クロは悩んだ。だが、疲れているのか睡魔が襲った。

「むむ…筋トレしすぎたか」

立ち上がり、ベットにダイブした。

「あぁ…明日筋肉痛なんだろうな」

そのまま布団に潜り込み、メガネを外し眠った。

翌朝。

「クロ。朝だよ」

ウルフが起こしに来た。

「あぁ?朝?」

窓を見ると、太陽が高かった。

「…寝過ごした」

ゆっくりと起き上がり、メガネをかけた。

「早く起きないと、ヤルわよ?」

ウルフは笑みを浮かべた。

「朝からそんな元気がない」

大きなあくびをし、伸びをしたが身体中が痛い。

「昨日やりすぎたな。バキバキだ」

クロは着替え、椅子に座り昨日書いたノートを開いた。

「ウルフ。悪いが、午後からトレーニングをするわ」

「わかったわ。準備しておくわ」

ウルフは部屋を出た。

「さて…どうしようかな」

本棚の本を眺めた。

「ここにはないのか」

部屋を出て、廊下を歩いた。朝から兵士たちが仕事をしていた。

「クロさま。おはようございます」

兵士たちが声をかけた。

「おはよう。まじ眠いわ」

そう言いながら、図書室に入った。目当ての分野にたどり着くと、本を見ていた。

「うーんこれとこれを融合…難しいがやってみるか。あぁこれも入れておくと…」

数冊の本を取り出し、部屋に持ち帰った。

「さて…て。もうお昼か。トレーニングもあるし、腹に何か入れて準備するか」

キッチンに立ち、何を作ろうか悩んでいた。すると、ウルフが入ってきた。

「クロー。遊びに来たー」

「遊びに来たって…まぁいい。今から昼だが、食べるか?」

「え!いいの!」

ウルフは目を輝かせていた。

「めんどくさいから、うどんにするが」

「いいわよ。それで。じゃぁ、待ってる」

ウルフは椅子に座った。クロはサッとうどん湯がき、生卵を乗せウルフにわたした。

「いただきます」

ウルフはうどんをすすった。

「まぁまぁね」

クロもうどんをすすった。

「今日はやる気が起きんな」

「あら?なら私とやってもいいわよ?」

ウルフは笑みを浮かべた。

「絶対にやだ!」

急いで食べ終わり、食器を片付けた。

「もぉ〜」

ウルフも食べ終わり、食器を片付けた。稽古場へ向かい、トレーニング器具の点検をした。

「一応安全第一だしな」

シャツを脱ぎ、タンクトップになった。

「ウルフ。サポートよろしくな」

「わかったわ」

クロは鍛えていった。

「昨日の…疲労が…」

汗だくになりながらも、手を止めなかった。

「はい!ファイト!」

ラスト一回を持ち上げ、汗を拭いた。

「はぁ…」

「いい汗かけてるじゃない」

クロは水を飲んだ。

「まだ付き合ってくれるか?」

「もちろん」

ウルフは頷いた。それから一時間。体を鍛えた。クロは流石に伸びていた。

「あぁ〜やばい〜」

「筋肉痙攣してるじゃない。大丈夫?」

ゆっくりと起き上がった。

「あぁ。大丈夫。シャワー浴びるよ。今日はありがとうな」

「どういたしまして」

ウルフは微笑んだ。部屋に戻り、シャワーを浴びた。

「はぁ…どうしようかな」

服に着替え、椅子に座りさっきの本を眺めた。

「…」

一冊を手に取り、適当にめくった。

「うーん」

気になるところをノートにまとめ、別の本をめくった。

「あんまりいいのないかな」

また別の本をめくった。

「お?」

あるページが気になり、ノートにまとめた。

「時間差なら、なんとか稼げれる。でも、これ自体を小さく…」

ふと部屋に置いてあった植物と目が合った。

「ほう…いいな。俺が危険な目に遭ったら相手の能力と動きが封印できて動けない系。なんとか作ってみるか…」

クロは新しいノートを出し、書き始めた。


いつも読んでいただきありがとうございます。

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