第二話 あぜ道
注・本作は、残酷な描写が含まれています。
15才以下の方は閲覧を控えることを推奨します。
きけん!このおはなしには、とてもこわいとかんじるものがあるよ!
まだ15さいになっていないよいこはすぐにこのおはなしをみるのをやめようね!
また、本作は、実在した事件も一部モデルにしている描写も含まれている場合がございます。
不快に感じた方には申し訳ございません。
「じゃあなー健」
「おう、またなんかあったら来いよ?」
「ああ、ありがとう」
俺は健の家を後にした。
この村は20人ほどしかいない。だから帰り道にはほとんど誰とも会わない。
近くに住んでいるじいさんがたまに散歩しているくらいだ。
俺はふと、道の脇に林の奥に続くあぜ道のような小道があるのに気付いた。
こんなところに道なんてあったっけと思いつつも、
ふと興味がわいてきたので、奥の方を覗いてみた。
でもかなり道は長いのか、建物らしきものなどは見当たらない。
今日はもう遅いので帰ることにした。
「ただいまー」
「おう。おかえり。どこに行ってたんだ?」
「ちょっと友達の家に行ってた」
「ああ。健君か。」
「うん」
そして俺が部屋に戻ろうとすると、母が呼んできた。
「あ、颯太おかえり。あと少しでご飯できるから舞を呼んでらっしゃい。」
「分かった。」
舞。俺の二歳年下の妹だ。舞は昔からいろんな人たちに可愛いと言われていた、俺の自慢の妹。
学校でもどうやら大人気らしく、告白してくる輩が絶えないそうだ。
俺は舞の部屋のドアをノックして呼びかける。
「おーい舞。ご飯できたって。」
「分かった。ちょっとまってお兄ちゃん」
そしてすぐに舞は部屋から出てきた。
「お兄ちゃんどこに行ってたの?」
「あー友達んち。」
「そっか。」
そんなことを話しながら居間に行くと、豪華な食事が並んでいた。
「あれ?今日はめっちゃ豪華だね。」
「今日は特別なお祭りがあるからね!」
待ってましたとばかりにとびきりの笑顔で母が答える。
「今日祭りなんてあったっけ?」
「今日は杉鷹祭って言って、『夜はずっと家から出てはいけない。豪華な料理を食べて神様に
感謝する』という祭り何ですって。」
「なんで夜は出ちゃいけないの?」
「さあ、なんでだろうね。」
「さあさあ、みんな食べよう!」
父親が威勢のいい声を出す。
「いっただきまーす!」
どうもーこんぺいです!かなり1話ずつの内容が薄いことは許してください!(笑)これからも頑張って更新していくのでレビューよろしくお願いします!