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テーマ詩集:二字熟語

軽装

作者: 歌川 詩季

 物欲魔神が、なにを言う⁈ です。

 肩にかつげば やたらとずれるし

 背に負うなら 転げて落ちるよ

 過ぎた荷物は かかえちゃおけない

 無理が(たた)れば 身まで滅ぼす


 せーのでもって ほっぽりだしたら

 そんなの おれが知るもんか

 せーのでもって ほっぽりだしたら

 欲しいものだけ 手づかみで


 腹の虫が泣きわめきゃ

 そこらの樹から 林檎(りんご) ()



 豪邸 のせて 息切れ 蝸牛(かたつむり)

 角笛 はやし 肩こり 羊 山羊(やぎ)

 鳥なら鳥で 羽を(あお)られて

 (うお)なら(うお)で ひれを流される


 あらよで いっちょ うっちゃり投げたら

 あとのしまつは まかせるぜ

 あらよで いっちょ うっちゃり投げたら

 一生ものは 首にかけ


 欲の皮がつっぱれば

 目よ (くら)むなと(きょう)を読み



 惜しむ気持ち 無いでもないが

 器じゃないと おのれの身のほどわきまえる

 だって、本とかディスクとか。揃えたいんだもん。

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― 新着の感想 ―
[一言] 負うたものが物理ではなく たとえ心理、倫理であっても 身軽でいることが出来るなら 気持ちの上でも飛び跳ねそうで まあ、どれも ぽいと簡単に捨てられないので だからこそ重いのかもしれない
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