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爆縮と体温の機知(9)

ひ弱なメッセ

自分の意見を守りたいから

みんなして理論武装

討ち死にしまっくって残ったものは

一番大切な素の感情

最初から装備しなければ

痛みも辛さも要らなかったよな

自分の意見は

自分の意見でパージして

自分の意識を

大切にしたら良かったんだ


ひ弱な論理と世情が

負け戦をしている

大切な声が

いつの間にか

大切にされ過ぎて

行き場の無くなった当人は

どこか、上の空

彩雲が浮かんでいて綺麗だ


弱者の声に耳を傾けて

全員を弱者にしていこうとする

声のでかいヤツに

石を投げても暖簾に腕押し

馬鹿みたいにヒラヒラで

闘牛じゃないと勝てないか

なんて描くと

それはただの物理攻撃だろうって

返ってきそうだからやめた

そうやって

ペテン師と手品をする信者達


ひ弱な意見と世情が

負け戦をしている

一方向の正しさが

いつの間にか

大切にされ過ぎて

行き場のなくなった別の正しさは

何故か、沈む夕陽

満潮の海辺で魚が跳ねた


ちょうど良さを

誰も欲しがらなくなった

強欲とはそういう形だ

少し足りないくらいが

誰かの為になっていたのに

全部奪おうとするのは

自分が可愛いからか

それとも

損をした自分だと認識して

そんな状態が嫌いだからか


馬鹿な世情と馬鹿な社会が

負け戦をしている

不必要な要素まで

いつの間にか

大切にされ過ぎて

行き場のなくなった未来は

それでも、時間と同じく流れてくる

川底にある丸石は小さい

あれを研磨というには難しいだろう

そして、悲しいだろう




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