頭のなかは、砂糖多めの割合ですね
「いらっしゃい、今日は、いつもので?」
「あぁいつもので」
齢80才、されど現役の町の警察官、いや、正確には、自主的にしている警察官的なことをやっている。
「俺は、カーボーイに憧れてるから、カーボーイでいい。」
「ちょっとカッコつけていってるところ悪い、カウボーイですよ、カウボーイ」
「あっしまった間違えちまったな……フッ」
マスターもニッコリ笑う。
音楽も心なしか、心地よい、ダンディーな男にとって、ジャズとは、まさしく、己の蓄える髭と、齢に哀愁を引き立たせる一種の飾りであり、命でもある。
「どうぞ」
カフェオレが出される。
「ありがとう」
彼は、受け取ってこれを飲む。
ちなみにこのカフェオレただのカフェオレではない、
「うっ……旨すぎふ!」
甘いのだが、なぜか、スッキリとしたのどごしである。
甘すぎると舌に不愉快さをもたせることがあるのだが、なんといってもやはり、このカフェオレは、特別なのだ。
束の間、旨さを堪能して後、
「して、今日は、収穫はあったんですか?」
「まぁな、これよ見てくれ」
創作世界で、出されてる新聞を取り出す。
「世の中には、こういった奇想天外なキャラクターもいると来たもんだが、大変になったなぁと思うぜ、たくよ」
新聞の内容というのは、簡単に言えば、空から眩しく輝いた光線のの後に、流氷が落ちてきたと言うのだ。
「私もニュースで見ましたよ、まったく誰が書いたんでしょうね」
「フッ…これもまた、小説の世界だから、個人の自由だからなんとも言えないだよな」
テンガロンハットをかぶっている男は、口にすると、自分の飲んだ飲み物のお金よりもでかい札束のお金を渡される。
「わかりました」
マスターは、ひとしきり、札束の数を確認すると
「これで、対宇宙人用の武器を探してくれということですね、わかりました」
「あぁ、あんたの能力で、探してくれんか?また、勝ったときは、ここ立ち寄るからさ」
「わかりました、その時は、寿司とかも注文しときますか?」
「おいおい、そりゃ、俺と一緒に飲みに行く時の言葉だろう」
二人とも談笑を時折、交わす。
だが、マスターの手元は、招き猫の手を入れているままだ。
「見つかりました。これでどうでしょうか?」
すると、彼の手からは、電車の連結のようにずらりと取り出される、商品の数々、
「ほほう、こりゃまた、SFチックなことはあるぜ」
「しかし、あなたの好きな銃の種類で選びましたのですが、いかがでしょうか?」
「ふむふむ……」
見れば、見た目は、やはり、創作世界にも宇宙は存在すれど、現実よりもその幅は広しで、銀河のところにも、スペースレンジャーと呼ばれる組織がいたり、悪玉帝国とかいう悪の根元的なものもいたりとかする。
「う-ん、悩むなぁ」
現実世界にもある銃種は、創作世界にも登場するものでもあるので、わかるものの、尚且つ、こういったSFの世界のものとかは……
「魔法銃とかもありますが……」
「魔法銃もあるのか!?」
「ただ、使用者に魔術的な回路がなければ使えない代物で」
「じゃあ、パスだな」
「ちょっと待った、俺が使う」
「わかりました、これを使うんですね」
「おい、ちょっと待てまだ俺が言った訳じゃないんだがな……」
ガチャリと、
黒光りするSAAを手にし、声のする方角に向ける
「おい、警告だ、一丁目の場合は、まだしも、二丁目からはもう……後は言わなくてもわかるよな?」
「やはり、あなたは、齢詐称してんじゃないの?って思ってしまうほど、年老いておられないんですね」
「マスター伏せろ!」
刹那、辺り一面にさまざまな破片がところ狭しと落ちる。
「私は、悪玉帝国の手先として、活躍するものなのだが、先ほど、能力の反応があったから来てみたら、面白いものを見せてもらった」
「てことは、宇宙人か?」
「ご名答、正確に言えば、貴様も宇宙人なのだがね!」
手から放たれる、斬劇は、伏せてた二人の遮蔽物を壊した。
「マスターこりゃ、武器使うしか他ねぇな」
「ですね」
気がつけば、マスターも武器をとっていた。
加えて、既にカウボーイのじいさんも三角の銃と、四角の銃を持っている。
「ウインチェスターライフルのようなものじゃないか、中々いいセンスをしてる」
「とりあえず、選んだ武器の金額は越えているので、あの人を倒してからにしましょうか?」
「あぁ、そうだな、とりあえず、宇宙のどっかの手配書に載ってそうな顔つきしてるし」
「フッ!ききづてならんな、その言葉、息してるのかの時に言ってほしかったものだがな!」
マスターとカウボーイ叔父さんVS悪玉帝国の手下との間に火蓋が切って落とされた。
そろそろ、タンペンギンどうしてんだよって感じなので書いとくか。