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テキトー人間、敵徒男

活動報告恐るべし

ちょこっと、水を飲むだけで幸せになる人がいた。

彼の名を敵徒男、


「フゥー、水うめぇ~なぁ」


彼は、公園で生活しており、蛇口から出る水は、彼にとって、生きるために必要な生命線だ。


「そんじゃ今日も駄文を拾いに出掛けるか」


そして、彼は、寝床にしている自作の家(ボロい家)から、

秘密結社のマスクを付けて出かける。


なぜ、彼が秘密結社のマスクを付けて出かけるのか?は

どこの誰にもわからない、だけど、何よりそれをかぶることで


「おい、貴様!今日も出てきたな、この俺、カンケリーダ-が成敗してやる」



必ずこれを被ってると現れてくるのは、ヒーローだ、日曜の午前にきまって登場するキャラクターが創作世界にもいる。


「おぉ今日も来てくれたか、偉いなぁ~、」


そして、スパッと仮面を外すと


「あっ敵徒男さんじゃないですか!すみません……」


すると、先ほどまでのキメポーズとはうってかわって、

彼に対し、頭を下げる。


「別に謝れんでもええんよ、まぁ今日も頑張ってくれぇーな」


敵徒男は、にっこりと笑う

そして、ヒーローもニコッと笑って。今日も創作世界の悪と戦うために一日が始まる。


敵徒男は、本当は、悪党では、あったけれど、テキトー過ぎて、組織から抜け出した人間。

彼が抜け出した理由は、自由が好きで、毎日、空を見て、水が飲めればそれでいいっていう願望程度、


この仮面は、そんな敵徒男に世話焼き好きのオカン怪人主婦連合の下っ端の人からもらった、せめてもの、退職祝い的な何かだった。


敵徒男は、これを今でも肌身離さず持っている。

そして、朝になって、出掛ける前に仮面を被る。

端から見たら変な人、危ない人に見られるかもしれない。


だけど、敵徒男は、それでも、被り続ける理由は、そこに温もりを感じているのか、どうかは知らないけれど、只一つ言えることは、


必ず、何らかのヒーローに出会えるからだ。

たまに、注意してくるヒーローもいるけれど、

彼は、やめない。


人と会うことで、力になるというのだとしたら、

ヒーローにあうために、怪人になったといえるのと同義的なものなのかとも思う。


駄文を拾って、今日も一日を過ごす男の影は、存在感があった。

創作のアイデアと軽く書くための駄文は、僕にとって、宝の宝庫なのかもね……

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