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eNθθfrACtaL  作者: 猩々飛蝗
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楽人はなぜ絶滅したか~マヤの滅亡~

筆者は興奮状態に陥りこのような執筆法を用いてしまいましたが、それは筆者にとっても、読者にとっても途轍もない疲労を伴うものでした。しかし、これは「楽人はなぜ絶滅したか~マヤの滅亡~」の内容紹介に際し、童話として書かれたという原書からより正確な形で書き写した筆者の努力の証でもあるため、そのままの掲載とさせていただきました。

 むかしむかし、あるくにのちいさなむらのそのまたはずれに、えぴぜほというわかものがちちのさいいぉ、ははのぱぜほいらとくらしていました。のんべんくらりとしたせいかつになんのもんくもなかったえぴぜほは、しかしあるひをさかいにいままでのとおりなにもしないでよいきょうぐうからはいせきされてしまいます。なにがあったのでしょう、じつはいつもむらにおしおをとどけてくれるゔゔぢでのぎょうしょうさんがヘビにまるのみされてしまったのでした。こうなってくるとおりょうりへのふみやつけもののつけしるもちょうこくもつくることができず、たいないのしんけいイオンのうどにさをつけることができなくなりますのでしんけいさいぼうのはっかはおろかはっかんさよう、しこう、れんさてきにじょうこうてきなたいしゃかつどうにはばかりがでてきます。えぴぜほはおもいました。「いつもつきよにこめのめしといったみぶんであったといまではまったくわかりようがなかった。かねのわらじでたずねれどあんばいいいっしたりともみつからないとはそろそろずつうがいたい」もんくをいってもはじまらないとおもいえぴぜほはきょうもきょうとてあたまをひねります。あたまをひねってみみがかいてんしたことによりいままできこえなかったはちょうのうわさばなしがきこえます。「きたのやまはごおくさんぜんごひゃくまんねんほどむかしにうみのそこからとつじょとしてあらわれたらしい」なんていっています。えぴぜほはひらめきました。「そうだ!うみのそこからでてきたということはがんえんがほれるかもしれない、それにやくごおくさんぜんまんねんほどむかしといえば、だいいちじカンブリヤばくはつのころだから、こせいだいのきょだいなミッシングリンクのなぞをいくつもかいけつするようなかせきサンプルがたいりょうにとれるにちがいない、これでいっしょうせいかつにはこまらないぞ」えぴぜほはすっかりうかされてしまってごおくさんぜんごひゃくまんねんまえにはこのだいちがなかったからそんなことわかりようがないとかそういうことにみじんもきがつきませんでした。じつはさきほどのうわさばなしはおさななじみのぷゖよのじとゑゑごぢがしていた、もっともおもしろくてとっぴょうしのないうそをついほうがかちという遊びのいちぶだったのです。やまのはなしはゑゑごぢのあんだったのですが、ざんねんながらぷゖよのじの「おれのはなはたくさんのちゃわんがくみあわさってできているのだ」にまけてしまいました。さて、えぴぜほはいきようようとむらのきたのさくをまたいでやぶをぬけ、そうげんのみちへでました。きもちが早まったのでさいしょはずっとはしっていきました。しかしとちゅうでおもいなおします。「しりがもえているわけでもないしあわてるこじきはもらいがすくないから楽浪的にいこう」えぴぜほじゃせいかくがきゅうなのでやることが大げさになりがちです。「いしばしはたたいてわたるしゅぎだしこのみちがいしばしじゃないしょうこもないからたたいてわたろう」はじめはちゅうごしでさんぽほどにいちどしっぺいたてまつっていたえぴぜほですが、だんだんかんかくがあせってきて、ひじでっぽうやひざでっぽう、ゆびでっぽうを十六分20Hzでじめんにくらわせはじめました。あまだれのようなロールが草原にむなしくかくさんしてゆきます。えぴぜほはついにはらばいにくたばってしまいました。

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