遂に、俺は異世界にログインした件について
2話が完成しました。
読んでいただけると嬉しいです。
異世界の扉を抜け、しばらく、日夜は異空間の道を歩いていた。
周りを見回すと、日夜は何かのアニメだと気付く。
(ここって、○ラ○もんのタイムワープの時にでてくる道じゃね?)
日夜は、○ラ○もんであったタイムワープの時に出てきた道を外れて、落ちてみたらどうなのかと試して見たかったが、○ラ○もんのように秘密道具を持っているわけがないので諦める。
異空間の道を抜けると、そこには日夜の夢に描いていた異世界がそこには広がっていた。
辺りを見渡せば、現実世界にはいない異界の動物やモンスター達、見たこともない木々が生えたりしていた。
日夜は気づいた点があった。
(ここって、オレのやっていたMMORPGじゃね?)
そう、あまりにもロードオブレグスに似た世界であったのだ。
日夜は、辺りに目をこらすと、戦ったことのあるモンスター、ゴブリン、スライム、トレントがいたのである。
日夜は、改めて異世界にきたのだと身を持って感じた。
日夜がしばらく、その後も他にもロードオブレグスと似ている点はないのかと探していたところ…
「日夜クン!異世界ドーヲ!?」
と、ア○○ールのようなアホさ丸出しの感じで、突然目に見えない謎氏に声をかけられたので
「うわぁぁぁ!びっくりしたぁ!」
「日夜くん、どうかなぁ、気に入ってもらえたかなぁ」
日夜は見えない相手なのでとりあえず青空に向かって同意のサインを送りながら答える。
「うんうん、こんな感じの世界だよ、ありがとうな謎氏」
日夜は素直にお礼をいう。
「いやぁそれほどでもぉぉ」(^^)
照れるような声で答える謎氏そして、すぐ真剣な声になる謎氏
「ところで、君は楽しんでもらえているのはありがたいんだけど…」
ふと、言葉に詰まる謎氏
(どうかしたのかなぁ…あっ!ひょっとして俺がチートすぎてどうしようか困ってる説有り)
と期待に胸を踊らす日夜
「君は……」
ごくりと喉を鳴らす日夜
、、、、、、
悩みに悩んでる謎氏、そして何かから解放されたかのように重い口が開いた
「運動神経悪すぎてしかもボッチでコミュ障でオタクというクソ属性を持っていて、何一つ良いところがない件について!!」
と早口で言う謎氏。日夜にとっては神的スピードであったため、日夜はもう一度聞く
「あのぉ、もう一度言ってくれませんかねぇ謎氏?」
と、日夜はとあるボスの号泣記者会見の如く手を横にして日夜は言う
「えぇ!!日夜くん、次はゆっくり言うから、よく聞いてね」
と、謎氏はまた言うのかよっていうのがわかるような声の調子で無機質なロボットのようにスローモーションで言う
「ウンドウシンケイガ……ワルスギテ……シカモボッチアンドコミュショウデ……オタクトイウ……クソゾクセイヲ……モッテイテ……ナニヒトツ……イイトコロガナイケンニツイテって!日夜くん!?」
日夜は謎氏のあまりにも遅く、無機質な声を聞いているうちに、現実世界で夜遅くまで起きていたため、気づけば日夜は眠りこけていたのだった。
「おーい、起きろー日夜くん、そこで寝てたらモンスターに襲われて君死んじゃうよー、だからオキロー♪」
と、謎氏は怒鳴ると脳に悪いという持論を持っているため、日夜に対して優しく言う……
が!起きないSTEP2に入る
「起きろー!!このBKOー!!」
ハゲといわれんぱかりの怒声で言う謎氏。
STEP2に入り謎氏はさっそくもうすでに大声で起こそうとしている。謎氏はとても気が短い性格であるため、STEP1、STEP2、STEP3で怒鳴るということはしないの仕方がない。
だが、日夜はそれでも起きない、STEP3に入る……
(なら、致し方がない……これならどうだ!!)
謎氏は大空から光をまといながら日夜の前に表れ、光が消え去った後は可愛らしい女の子として現れたのである。日夜が好みそうな女の子は謎氏の力でもう把握済みであったので、それぐらいのことは謎氏にはお茶のこさいさいなのであった。
そして、可愛らしい女の子は日夜の耳元でささやく。
「朝だよ……日夜お兄ちゃん……早く起きないと……学校遅れちゃうよ……」
幼くそして、儚げな少女の声、そのあと少女は日夜の頬に軽くキスをする。
その結果日夜は……
「萌!萌えぇぇぇぇぇー!!」
と叫びながら、日夜の体内のほとんどの血が鼻から出てしまっただろう。その力で日夜は空気の抜けた風船のごとき動きで飛んでいってしまった。
「あっあれ?お兄ちゃーん、ちょっと、待ってぇぇぇぇぇ!!」
と、妹キャラのままである謎氏が追いかけていく。
このとき、日夜は異世界で始めて、現実には決してなかった昇天するほどの幸せを得たのである。
キモオタ感が出た主人公でしたね。(笑)そして、主人公の好きな女の子のタイプもわかりましたね。第3話の執筆も頑張りますのでよろしくお願いいたします。
※第一話は主人公目線で描いて、第二話からは読みやすく、さらにイメージしやすい作品にしてみました。
※BKOとは、ボッチでコミュ障なオタク野郎という意味です。