行くべき道
「へぇ…俺達が山菜取りにいってる間にそんな事が」
晩飯でインフェルノカイザー、ダーク・ウルフ、エルリーク、そして永遠の闇は闇鍋をつついていた。
「あぁ。あいつ等の狙いって一体何なんだろう?」
「さぁな…だが、いずれにせよ脅威である事は間違いない。俺等も頑張らなきゃな、ハゲ」
「あぁ?まぁそうだな」
ハゲは豆腐を食うので頭がいっぱいだ。
豆腐は健康に良い。
「ところでお主等、次は何処に行くんじゃ」
永遠の闇がキノコを食いながら言った。
「あ…何処行けばいいんだっけ?」
「全くこれだから…連邦の場所は把握しとっとね?」
「ああ、こっから北に行けば…」
「方角だけじゃ分からんだろう…言っとくがその辺の地図じゃ光の連邦国には辿りつけんぞ。光専用の地図じゃーないと…」
「光専用?」
この世界は光、闇、異次元と様々な次元の人間が混在している為、様々な地図がある。
例えば闇の地図は闇の住民が書き記した地図であり、闇関連の事であれば細部まで地図に記されているが光については全くと言っていいほど書かれていない。
よって光の連邦国の場所についても記されていないのである。
その辺の地図とはそういう次元についての事を無視したいわゆる共通の地図である。
これは全体のおおざっぱな事は書かれているが細部までは行きとどいていない。
光の連邦国は極秘と言ってもいいので場所もこの辺としか記されていない。
「じゃあどうやって光の国まで行けばいいんだよ!」
エルリークは声を上げる。
「落ち着かんかい!とにかく、光の者から今の地図をもらいうけるのが妥当だろうが、光が闇に物をくれるなんて事なかろ。今光側は厳重態勢にあるからのう」
「なんでだ?」
「お前等の存在じゃーよ。連邦の幹部ともあろう者がこんな所まで顔を合わせにくるんじゃぞ?奴等も気づいとるんじゃろう。闇側の脅威をな…」
「はぁ…」
「光の住民はかわいそうなことに、連邦側に支配されておる、おまけにお前等は要注意人物。関わる事は避けておいた方がよかろう。そこでじゃ」
永遠の闇は箸で肉をついばむ。
その肉をつまんだまま
「過去の地図が必要じゃわ」
「過去?」
永遠の闇は肉を口にいれ
「ふぉ。ふぁみとふぃふぁりふぁふぁいふぉうふぃふぁふぃふぁふふぉふぉふぉふぉ…」
ゴクン
「闇と光が停戦状態の頃は闇側も光の情報が入ってきたはず。よって昔の地図が必要な訳じゃな」
「じゃあまずはその地図を探す事が俺等の課題か」
「いや、地図はあるぞい」
永遠の闇が小屋の机の引き出しから一枚の紙切れを出した。
それは停戦状態の光と闇…交わりし頃である。
「懐かしいのう。光側のシャイニングカ…いやなんでもない。とにかくこれを頼りに進んでいけい」
「おう!じいさん色々すまねーな!あんがとよ」
「ククッ、闇の者は親切を忘れんわい。わしはもう疲れたから寝るわ。それじゃおやすみ」
バタン
フゴオオオッ!
(いびきうぜぇ…)




