END OF FINAL
「あいつらは・・・連邦軍!」
その刹那、俺等に緊張が走る
「まさかこんなところにいるとは・・・どうする?」
「戦うしかないだろう、どの道ここを通らなければ地上には出られない!」
「わかったいこう!」
俺等は連邦軍に向かって飛び出した
「うおおっ!穿て!グルングニルン!!!」
ズバァ
「ぐああっ」
俺は連邦軍の一人を斬り裂いた、そうそれもまさにシュレッダーの如く。そして相手は
朽ちた
サビの如く
「敵か!?」「距離をとれ!」
連邦軍がそれぞれに距離をとる、俺はダーク・ウルフに目配せをした
「(任せろ相棒!)じゃっ!」
ダーク・ウルフがダガーで敵を切り裂く、その姿、まさにシュレッダー
ズバァン
「あうっ!」
「マズイ!このままでは全滅する!光魔法詠唱用意!」
連邦軍はそれぞれに詠唱を始めた、光魔法は我々魔族に効果てきめんなのだ、くらうとひとたまりもない
「こっちも対抗する!闇魔法DarkStorm! ─黒き風が肉を斬り、骨を断ち、命を絶つ─」
ビューーーーン
ズバズバズバ
「グアアアアアアアアッッ」
「怯むな!光魔法・星光招雷波!」
その瞬間、光り輝く波は俺たちを飲み込んだ
「グハアアアアゥt!」
「大丈夫かインフェルノカイザー!許さん!」
エルリークはそう叫ぶと大きく息を吸い込み、吐き出した。
みるみるエルリークのオラーが増幅する、この力は一体─
「ドラゴン拳・ドラゴニックグランドキャニオン!!!!!!」
エルリークの手から岩が出て相手を吹き飛ばした
「す、すげえ、なんて力なんだ・・・」
─刹那─
ヒュィンドシュッ
「あぐっ・・・!」
「エルリーク!!!」
「やれやれ、この程度の相手にここまでやられるとは・・・我が部隊も堕ちたものだな」
そこに佇む姿は、そう・・・騎士 ─KNIGHT─
「な、何者だ!」
「名乗る必要はない、ここで去ね!」
キィン!!!!!!!!!!!!!!!!
「名乗らずに攻撃とは失礼なやつだ、親の顔が見てみたいね」
奴の鋒を我が破壊剣グルングニルンが防ぐ
「魔族風情が、この部隊長シュペヒッツィ3世に剣を向けるとは・・・身の程を弁えよッ!」
ドン
「何故魔族がここにいる?さては先の襲撃の復習、といったところか、笑わせる、無駄だということがわからんのか死ね!」