表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第一章 ~闇、それは早すぎた力(チカラ)~
6/463

光る闇

「しかし此処は暗いな…まるで脱臭炭みたいだぜ」


インフェルノカイザーは辺りを見回しながら言った。


「当たり前だ、ここはUNDERGROUND(地下)…。光という光は閉ざされ見える物は皆無…その上ここには恐ろしい邪蛇が潜んでいる、こんな危険な所からは早く脱出した方がいい」


エルリークは斧を肩に担ぐ。


「邪蛇というのは―」

「そう、先刻のバルバロイスネーク…略してバルロスだ」


刹那、奇声が響き渡る。その声は背後―

振り返りバックステップを取る。

その声の主は―


「バルロス!!」


「クッ…追ってきたか…」

「バルロスはインド象の1200倍もの嗅覚をもつ…貴様の臭いを手繰る事など容易いことだ」

「やはりダークネスワールドだけでは」


バルバロォイスネークは鋭い眼光で三人を睨みつける(蛇睨み―いや、蛇でさえ逃げ出すであろう、と思う)

その瞬間、三人は石のように体が硬くなり、身動きがとれなくなった。


「バルバロ・アイ!これはヤバイ!誰か闇魔法を!」


「任せとけ!」


インフェルノカイザーから全身に闇のオーラがいきわたる!


「おいっインフェルノカイザー!その技はまだ…!」

「フルバースト!!暗黒式対獣砲ヤミノマ」


インフェルノカイザーの全身のオーラが一気に解放され、散弾となりバルロスの身体をバラバラに引き裂いた!


「クッ」

「むちゃしおって!」


ウルフが驚くのも無理もない。

この技は闇の住人でさえ相当のエネルギーを要する…そう、無理もない。


「全然大丈夫だ…さあ、先に進もう」

「…(こいつ…あれだけのエネルギーを…たやすく扱えるだと…?)」


早くもエルリークは彼のその非凡の才能に気付き始めていた…。





「地下から地上に出るには漆黒の闇のダークネス・ダーク・タワー通称DDTを通らなければいけない…」


エルリークは静かに語った。


「DDT…あれが、その塔か?」


ダーク・ウルフが指さした先には真っ黒い塔がそびえたっていた。

トッポ


「登ってみせる…さあ、行こうぜ?」


「ああ」


三人は登ることにした。

塔の中は湿っていた。まるで梅雨の時期みたいだ。


「しけってるな…そこら中に苔が生えてんぜ」

「あぁ」


その時、奥のほうで話し声が聞こえた


「ヒソヒソ…ヒソヒソ」

「俺等のほかに…何者かがいる?」


ウルフは闇の千里眼を使い奥を見てみた。


「あれは…!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ