戦争、開始
「おい、アージョ。この家の裏に倉庫があったろ。この鍵で倉庫を開けてこい」
老人が剣豪(自称)アージョに銅製のカギを渡した。随分と使われていないのは明白で、サビがいたるところに付着してる。
「別によろしいですが…倉庫を開けて何かするつもりなんですか?」
「あたりまえじゃァバカモン!昨日の会話を聞いてなかったのか。お前も今日は一役買ってもらうぞ」
「分かってまさァ。名刀サメハダで大暴れしてやりますよ。ところで、昨日の会話…って何のことですか」
「んもう!大砲じゃよ!こりゃ秘密ばってんわしの倉庫にはこの街一番の大砲【エクストリーム砲】があるんじゃァ!!これで光軍の奴等も一網打尽じゃあイ!!!」
「流石おじいさんだ!!そんな凄いモンを所持していたとは!!」
「え?エクストリーム砲なら前に光軍の人が持ってっちゃったわよ」
「えっ…」
「ええええええええええ!」
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「…という事で大砲は撃てなくなった。すまんのう、闇の者達よ…」
「え…マジで撃つ気だったんですか」
「という事でワシ等は表で暴れさせてもらうわい。皆、隠し持っていた武器は持ってきたか?」
老人が手を上げると、町民達は各々ナイフや槍、ハンマー等日用品とも見て取れる武器を掲げた。
「よっしゃァ!!上出来じゃ!!よし、わしらが暴れてる間にお主等は基地内に侵入せい!」
「分かった」
「ところで、その後ろにいるゴツいハゲたおっさんは誰じゃ?」
「ジジイにオッサンとか言われたくねえな!俺の名はエルリーク。斧使いでコイツ等の仲間だ。俺も奴等と同行させてもらう」
「ほう!そりゃ心強い。味方は何人でもいたほうがいいからのう。それじゃ、行くぞ皆」
【【おう!!!】】
かくして、人民の自由と平和、そして闇側の光の情報取得の為の戦争(一方的な)が始まった!
---------------------------光軍基地--
「隊長!隊長!!」
一人の兵士が慌てふためいて走ってくる。
「どうした、ゴキブリでも出てきたか?」
隊長は自分の剣を愛おしそうに眺めながら布で磨いている。
「やっぱこの角度がいいな…。美しい光沢…私の美しい顔までも、完璧に反射されている―」
「隊長!!大変です!!市民が武器をそれぞれ持って基地の前で暴れております!」
「なにっ!?」
隊長がスクッ、と立ち上がった




