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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第一章 ~闇、それは早すぎた力(チカラ)~
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死に抗う、それもまた答え(アンサー)

─ダーク・ウルフは今、己の目の前にあるものに対し、恐怖を抱いていた。


デス・デザートを進む者が死ぬ原因で一番多いのは熱中症でもなく、脱水症状でもない

デス・デザートに住む怪物、「バルバロイスネーク」に殺される事である


その怪物が目の前にいる、その現実をダーク・ウルフは受け入れることができていなかった


しかしその現実を受け入れなければ彼に待つものは ─DEATH─ だ。

彼はそれを理解していた、バルバロイスネークの牙を間一髪のところで横に飛び退け回避した


「ここは・・・まさか、本当に砂漠の地下にこんな場所があるとはな」


そう、バルバロイスネークに引きずり込まれた先は、デスデザートの地下に広がる巨大な洞窟 ─地下世界だった─


この地下世界から抜け出すことも大事だったが、今は目の前にいる砂漠の死神 バルバロイスネークをどうにかすることが先決だった


「(このままでは分が悪い・・・!逃げるしかない!)」


ダーク・ウルフはバルバロイスネークに背を向けながら走った

バルバロイスネークは全長20mほどの巨体でありながらかなりの速度を有する

逃げるのは不可能に近かった、しかしダーク・ウルフには勝算があった


「闇魔法・ダークネスワールド! ─漆黒に染まる世界でお前は抗うことは不可能─」


その瞬間


─バルバロイスネークに闇が訪れた─


バルバロイスネークは闇魔法・ダークネスワールドを受け視覚を一時的に奪われたのだ

これではダーク・ウルフの姿を捉えることはできない、バルバロイスネークはただひたすらその場で暴れることしかできなかった


「よし、成功だ。だがこのバルバロイスネークを倒すのは非効率すぎる、今のうちに・・・!」


ダーク・ウルフは暴れるバルバロイスネークを放っておき駈け出した


「クッ、この地下世界から地上の砂漠へ行くにはどうすりゃいいんだ・・・」


ダーク・ウルフは考えた、しかしいい考えが浮かばず、とりあえず地上にいるインフェルノカイザー達の助けを待つことにした


「面倒なことになっちまったな・・・いつも俺はこうだぜ・・・」


ダーク・ウルフは天井を仰ぎ、ため息を一つついた─




続く

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